Wiseを使って日本からジョージアに海外送金する3つのSTEP
これからジョージアに滞在予定のフリーランスの方へ。
日本の銀行口座からジョージアに海外送金する際にできるだけ手数料を抑えたい!と考えている人は多いのではないでしょうか?
そんな方におすすめしたいのがWiseという国際送金サービス。
「手数料が安くて送金が早く、日本語対応している」とても便利な海外送金方法です。
一般的な銀行の海外送金サービスより圧倒的に手数料が安いので、ジョージアに限らず海外ノマドする上で使える方法なので登録しておくことをオススメします。
この記事を書いている私も、海外滞在中のフリーランサーで送金時はいつもWiseを利用しています。
同じような海外フリーランスの友人のWiseトラブルも対処経験があります。
この記事ではWiseのアカウント登録方法から実際にジョージア銀行口座宛に国際送金をするまでの過程を3つのSTEPに分けてご紹介していきます。
初めてWiseを利用する方がつまずきやすいポイントもしっかり抑えて解説しているのでぜひ最後までお読みください。
Wiseとは
Wiseは実際の為替レートと格安の手数料で日本の銀行の最大14倍安く海外へ送金できるサービスです。
引用:https://wise.com/jp/blog/debit-card-comparison
日本の銀行口座から海外の銀行口座に送金するシステムで、ジョージアの銀行口座(Bank of Georgia)を現地で開設すればいつでもオンラインで送金できます。
ジョージアの銀行「Bank of Georgia」とは
Bank of Georgiaはジョージアの最大手銀行です。
バスや電車、買い物での支払いがキャッシュレスで決済できますし、公共料金やスマホ代もインターネットバンキングで簡単に支払いできます。
ジョージアの通貨GEL(ラリ)以外にもUSDやEURも保有できるマルチカレンシー口座です。
Bank of Georgiaの口座開設方法は下記の記事にまとめていますので、ぜひご覧になってください。
【関連記事】バンクオブジョージア 銀行口座開設の手順解説(2022年6月時点)
【STEP1】Wiseのアカウント登録方法
アカウント登録は下記の手順で行います。
- アカウント登録
- メールアドレス登録
- 電話番号登録
- パスワード設定
- メールアドレス認証
ここで注意してほしいことが、アカウント登録だけでは本人確認が完了してないので送金が行えません!
アカウント登録後は4章で説明する、本人認証と国内口座からWiseへの送金を完了させましょう!
アカウント登録
WebサイトかWiseのスマートフォンアプリをダウンロードしてアカウント登録を行います。
※上記リンクからアカウント開設していただくと約 7.5万円までの送金手数料が無料になるクーポンが付きます。
今回はiphoneのアプリ画面上で登録を行いますが、他の方法でも手順はほぼ同じです。
メールアドレス登録
メールアドレスを入力すると、個人用か法人用か選択できるので、個人用を選びます。
電話番号登録
主な居住国(住所証明がある都道府県)と、電話番号を登録します。
電話番号を入力するとSMSで6桁のセキュリティーコードが送られてくるので、届いたセキュリティーコードを入力します。
パスワード設定
次に9文字以上の文字と数字でパスワードを登録します。
メールアドレス認証
パスワード登録が完了したら、先ほど登録したメールアドレス宛にWiseからメールアドレス認証のメールが届いているのでメールアドレスの確認ボタンを押してリンクを開けば、アカウントが有効化されます。
【STEP2】本人認証と国内口座からWiseへの送金方法
アカウントが有効化されたら下記の手順で本人認証を行います。
- 必要な書類の準備
- 住所登録
- Wise口座に入金申請
- 本人確認
- 国内銀行からWise口座に振込
本人認証するためには、書類の申請と一度Wise内に国内口座から送金する必要があります。
また、日本で転出届けを出してしまうとアカウント登録ができない場合があります!
少額でも大丈夫ですので、国内口座からWiseへの送金まで完了してから海外渡航することをオススメします。
必要な書類の準備
- マイナンバーカード
- パスポート(マイナンバーカードがない場合)
- 免許証やその他、住所を証明できるもの(マイナンバーカードがない場合)
- SMSが届く電話番号
- 紙とペン
住所登録
iPhoneアプリの左下のアカウント(図の①)をタップして、個人アカウント(図の②)もしくは、右上のハンガーバーメニュー(図の③)をタップして設定を選び、ご本人の情報をタップして、詳しい住所を入力します。
Wise口座に入金申請
ホーム画面左上の口座を開くをタップしてアカウントを選択し、日本円口座を開きます。
日本円口座の追加をタップして金額を入力します。(支払額は日本国内銀行からなので日本円が選択された状態です。)
ここで、米ドルやラリ(ジョージア通貨)など各国の通貨を追加選択して両替、保管することもできますが、日本居住者の場合100万円までしか保管できません。また、15,000EUR以上のユーロ保管には手数料がかかります。Wiseは銀行ではなく、通貨保管にはリスクがあるので注意が必要です。
本人確認
入金申請をすると、次は本人確認を行なうステップになります。
マイナンバーカードをお持ちの場合は、マイナンバーカードで本人確認と住所証明がスムーズにできますが、お持ちでない方は、パスポートで本人確認と運転免許証や住民票を使って住所証明をする必要があります。
今回はマイナンバーカードを使った本人認証についてご説明します。
下記写真の”マイナンバーカードで本人確認を行う”をタップします。
マイナンバーカードの写真(顔写真付き)を以下のとおり3枚撮影して申請します。
- マイナンバーカードの表面と指定された4桁の番号(スマホの左下に表示された認証コード)を紙に書いて2つ並べた写真
- マイナンバーカードの表面を傾けて、カードの厚みとカード表面の情報が読み取れる写真
- マイナンバーカードの裏面
マイナンバーカード申請の次は紙に書いた認証コード(さっきとはまた別の数字)を持って、セルフィー(自撮り)を撮影します。セルフィー写真の申請が完了すると送金する目的を選択する項目に進むので、最も該当するものを選択肢の中から選びます。毎月の生活費を選ぶのが無難です。
次にWiseに送金する方法を銀行振込かデビットカードか選択します。銀行振込は手数料が安いのでオススメです。銀行振込を選択すると、自分名義の国内銀行口座からWiseの銀行口座へ送金するよう求められるので”分かりました”をタップします。
国内銀行からWise口座に振込
銀行振込を選択すると振込先の銀行口座詳細が表示されるので、口座に自分が指定した金額を振込みます。自分の銀行口座から振込する時、依頼人名欄へ会員番号(下記図①)の入力を忘れないよう注意しましょう。
既に銀行振込が完了した方は”銀行振込が完了しました”を、まだの方は”後で入金する”をタップします。
上記で”後で入金する”をタップした方は振込が完了したあとにWiseのホーム画面から”チャージが保留中です”をタップして、次の画面で”すでに入金を行いました”を選択して下さい。
初回の送金は着金まで数日かかります。着金するとアプリ上に正常に着金した事が表示されます。
【STEP3】WiseからBank Of Georgiaへの送金方法
下記手順で送金を行います。
- Bank Of Georgiaのアプリ(mBank)から自分のIBANを確認
- Wiseから送金の申請
WiseからBank Of Georgiaへの送金はジョージアに入国して、すでにBank Of Georgiaの口座開設が完了している前提になります。
まだの方は関連記事 バンクオブジョージア 銀行口座開設の手順解説 を参考に口座開設を行って下さい。
Bank Of Georgiaのアプリ(mBank)から自分のIBANを確認
IBANとは”International Bank Account Number”の略で、送金時に必要な振込先の口座番号です。
Bank of Georgiaのアプリ(mBank)で簡単に確認することができます。
▼mBankアプリの取得はこちらから。
mBankのアプリのホーム画面でUniversal accountをタップします。
自分の口座詳細が表示されるのでAccount Number欄に記載されたGEからはじまる番号をコピーします。
(このAccount NumberがIBANになります。)
Wiseから送金の申請
Wiseの”送金”をタップします。次に送金側の通貨と金額と受け取り側の通貨を選択します。
”受取人を追加する”をタップして”自分自身”を選択します。
先ほどコピーしたBank Of GeorgiaのIBANと国名を入力して口座を登録します。
国名は選択肢内にジョージアが存在しないのでグルジアを選択します。
送金目的を選択肢欄から該当するものを選び、送金内容の確認が正しければ続行します。
送金目的が再度確認されるので先ほどと同じ項目を選び、利用規約のチェックと”確認して続行”をタップすると、送金詳細が表示されて送金が始まります。
口座着金まで3日営業日ほどかかりますが、たまにWiseアプリと銀行側で着金の通知に時間差があります。
注意!!よくあるトラブル3
私がジョージア滞在中によく相談を受けた送金トラブルが3つあります。
- マイナンバーカードを持っていないのでアカウント登録できない。
- 国内銀行からWise送金時にSMS認証が必要だが海外で受信できない。
- Wiseからジョージア銀行送金時にSMS認証が必要だが海外で受信できない。
マイナンバーカードを持っていないのでアカウント登録できない
日本で既に転居届を出して海外渡航中やマイナンバーカードを持っていないのでWiseのアカウント登録ができない方が数人いました。
日本で既に転居届を出している
この場合マイナンバーが使えなくなっているので、渡航先での住所証明が必要になります。
パスポートと賃貸の証明書や公共料金、銀行明細など(名前と海外住所が表記された書類)を提出すればアカウント登録できます。
日本に住所を残しているがマイナンバーカードがない
3ヶ月未満の渡航であれば転居届を出さず渡航すると思いますが、そもそもマイナンバーカードを持っていないのでアカウント登録できない方がいました。
この場合は、アカウント登録と同じ住所を証明できる免許証かマイナンバーが記載された住所証明や住民票を提出してアカウント登録できます。
国内銀行からWiseに送金する時にSMS認証が必要だが海外で受信できない
国内銀行の中にはオンラインバンクにSMS認証が必要な銀行がありますが、登録している日本のキャリアが海外に対応していない場合、SMSが届かないのでログインできません。自分のキャリアが渡航予定の国にSMS対応しているか確認しましょう。
もしくは、SMS認証ではなく2段階認証アプリが使用できる銀行を開設しておくか、日本にいる親族に現地から送金手続きを行ってもらうことで対処できます。
三井住友銀行を利用している方は注意して下さい。楽天銀行などオンラインバンクを利用している方は問題なく送金できていたようです。
Wiseからジョージア銀行送金時にSMS認証が必要だが海外で受信できない
Wiseからの送金時にSMS認証が必要な場合があります。上記同様に自分が利用しているキャリアが海外に対応していないとSMSが受信できません。
対処方法は電話通信でコードを受け取るか、海外のSNSアプリWhatsupのアカウント登録をしてSMS受け取りをWhatsup経由にする事で解決できます。
日本3大キャリアの場合は海外でSMSがほぼ受信可能ですが、格安キャリアの利用者は注意して下さい。また、Whatsupは今後海外を移動する上で登録しておくと便利です。
▼Whatsupアプリはこちらから。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました!いかがだったでしょうか?
Wiseはこれから海外ノマドを目指しておられるフリーランサーさんだけでなくWiseのデビットカードを作れば、海外旅行で現地通貨に両替をされる方にも便利な両替手段なのでこの機会にぜひアカウント登録をしておきましょう!
もしWise送金による現金確保が難しい場合は、日本のクレジットカードを使って現地のATMからキャッシングする方法もあります。
『ソトグラシ』というブログに、ジョージアで損をしないキャッシング方法詳しくが紹介されているので、ぜひご参考ください。
>>【2023年最新】ジョージアのATM使い方完全攻略 キャッシング/おすすめ銀行