初めてのワーキングホリデー。保険はどうするのがおすすめ?

初めてのワーキングホリデー。保険はどうするのがおすすめ?

円安になってから海外旅行のハードルが上がっている一方で、実は20〜30代の人たちの間で外貨稼ぎや、英語力の習得のために長期滞在する人が増えています。

2022〜23年にかけての6月期ではオーストラリアのワーキングホリデービザ発券数が過去最高の1万4,398件にまで達しました。これは日本の低賃金や厳しい労働環境、さらに円安の影響を避けるためにオーストラリアへの移住を求める日本人が急増していることを示しています。
(*参照元:アジア経済ニュース2023年12月

そしてワーキングホリデーが決まった時、多くの人が直面するのが「保険はどうすればいい?」という問題です。そんな悩みをお抱えのあなたのために、どんな選択肢があるのか?おすすめの保険の入り方(対処法)を紹介します!

この記事を読むことで、海外が初めての人でも海外保険の重要性、また保険の入り方や自分にあった最適な選択肢を知ることで海外進出の準備ができます。

ぜひ最後までご覧ください。

 

海外旅行保険に入らなければどうなる? 

海外旅行保険に未加入だと、予想外の高額な出費を負う可能性があります。海外での生活中に、病気やケガ、盗難などのトラブルに遭遇するリスクは意外と低くないです。

もし海外保険に加入していない場合、こうした緊急時の費用はすべて自費で負担することになり、予想以上の出費が発生する可能性があります。

海外の医療費はかなり高額になることも

海外の医療費は日本に比べても非常に高額で、特にオーストラリアでは、救急医療室の診察料や救急車の利用だけでも数百ドルにまでいくことも。

またワーキングホリデーや留学に人気の国、カナダでも軽度な症状の診察料が100~600ドル、1日の入院費は600ドル以上になることがあります。

日本国内では誰にでも健康保険が適用されるため、医療費の個人負担が安く抑えられていますが、海外ではこうした保障がなく、軽い治療であっても高額な請求がくるケースが沢山あります。怪我や病気によりいきなりこのような高額な請求がきたら怖いですよね。

ビザ取得のために海外旅行保険の加入が必須の場合も

また、ワーキングホリデービザを取得するためには、各国が定めるいくつかの基本的な条件をクリアする必要があります。例えば、年齢制限や資金証明、健康診断などの書類です。そして多くの国で必須条件なのは健康保険の加入です。オーストラリア、カナダ、ニュージーランドでも医療保険の加入が義務となっています。

海外旅行保険に加入する4つの手段

「じゃあ保険に入るのはどうすればいいの?」と思われた方に一般的な海外旅行保険の加入手段を4つご紹介します!

1.  クレジットカード付帯の海外旅行保険を活用する

クレジットカード付帯の医療保険は、海外旅行や出張中の病気やケガをサポートする仕組みで、追加の費用なしで利用できるのが特徴です。この保険が付帯されているカードを持っていると、海外で医療費がかかった場合に一部または全額を補償してもらえることがあります。

ただし、この保険が適用される条件には「自動付帯」と「利用付帯」の2つがあります。自動付帯ではカードを持っているだけで適用されますが、利用付帯の場合は、現地での支払いをそのカードで支払っていることが条件です。また、補償期間は通常90日間とされ、それ以上の滞在がある場合は追加で海外保険に加入する必要が出てきます。

クレジットカード付帯の保険は短期旅行では便利ですが、補償内容が限られていることが多いため、ワーキングホリデーなどの長期滞在や医療費が高い国に行く場合は、一般の海外旅行保険を併用するのが安心です。

おすすめのクレジットカードについてはこちらで詳しく解説しています
>> 【2024年版】海外ノマド必見!保険も充実したおすすめクレジットカード3選

2. 日本で海外旅行保険に入る

出国する前に日本の保険会社を通じて海外旅行保険に加入し、病気やケガ、盗難といったリスクに備えます。この保険は、医療費や盗難による損害をカバーし、多くの保険会社は日本語のサポートを提供しています。渡航前に補償内容を確認し、自分に合ったプランを選びましょう。しかし、色々な保障を足すと費用が年間で数十万円になる場合もあります。

実際に著者は2024年6月からワーキングホリデーでヨーロッパに滞在中ですが、渡航前に日本の保険会社に約20万円もの海外旅行保険料を支払いました。このように、長期間の海外滞在においては、保険料が大きな出費となることがあるため、事前にしっかりとしたプランを立てることが重要です。

3. 現地の保険に加入する

現地保険加入のメリットとしては、まず、現地医療機関とのネットワークが充実しているため、スムーズな医療機関の紹介や、キャッシュレスでの診療が可能な場合が多いことです。また、保険内容がその国の医療費や医療体系に合わせた設計になっているため、必要な保障がしっかりとカバーされています。現地でのサポート体制が整っていることで、何かあったときその場ですぐ相談が出来るところが利点です。

一方で、デメリットも存在します。契約内容が現地語で書かれていることが多く、内容を正確に理解するのが難しい場合があります。また、カバー範囲が限定的で、ワーキングホリデー中に他の国へ移動したいときや、特定の医療行為には対応していない場合もあります。

そのためにも最初に、現地の保険会社を調べ、自分のニーズに合ったプランを選ぶことが重要です。インターネットを活用し、口コミや比較サイトを参考にすることで、最適な選択をするのに効果的です。保険プランを比較する際は、カバーされる内容、保険料、自己負担額、サポート体制などをしっかり確認しましょう。

海外でトラブルが発生した場合、迅速に保険会社に連絡し、必要な手続きを行うことが求められます。事前に緊急時の手順を確認しておくと、さらに安心です。

4. オンライン海外旅行保険に入る

海外旅行保険の加入手段として最もオススメしたいのが、このオンライン海外旅行保険。

オンライン海外旅行保険は、インターネットを通じて簡単に申し込むことができ、海外での急病や怪我、荷物の紛失などをカバーできます。多様なプランから選べ、24時間サポートも充実しているため、安心して海外で過ごすことができます。申し込みは数分で完了し、保険料も比較的安価でコストパフォーマンスに優れています。

著者がおすすめしたいオンライン保険は、SafetyWingです。これは、デジタルノマドや長期旅行者向けに設計されており、海外生活中の急病や怪我、荷物の紛失などさまざまなリスクを幅広くカバーしています。

特に伝えたいポイントは、月額約45ドル(約5,800円)からのリーズナブルな価格で、オンラインで簡単に申し込める点です。また、海外からも加入可能で、24時間サポートを受けられるため、安心感があります。

さらに多くの方はワーキングホリデー中に違う国へ旅行に行きたいと考えるのではないでしょうか?Safety Wingは複数の国を跨いでも保険が適用されます。そのため、他国へ行く度に保険の心配をする必要がなく、急な旅行にも安心です。

こちらも詳細をまとめた記事があるので参考にしてみてください。
>> 【2024版】海外ノマドに絶対おすすめの保険『Safety Wing』の申し込み手順

 

ワーキングホリデーの保険の選び方まとめ

ワーキングホリデーにおける保険は、滞在先での医療費や緊急時の対応を考えると必須です。選択肢として、クレジットカードの付帯保険、日本国内での海外旅行保険、現地での加入、そしてオンライン保険が挙げられます。

1. クレジットカード付帯保険
費用を抑えつつ90日以内の短期滞在に便利ですが、補償範囲が限定される点に注意が必要です。

2. 日本で加入する海外旅行保険
多様なプランから選べ、サポートも充実しているため安心ですが、費用がやや高額になる傾向があります。

3. 現地での保険加入
現地での生活スタイルに合わせたプランを選べ、オンラインで簡単に加入可能です。加入時に現地語が必要になるなどのデメリットも。

4. オンライン海外保険(オススメ)
月額制でリーズナブルに加入でき、長期滞在者に最適です。SafetyWingなど、デジタルノマド向けの保険も人気です。

ワーキングホリデーの期間やニーズに応じて、最適な保険を選び、不安を少しでも取り除いて充実した海外生活を送りましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事を書いた人:mei
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現役女子大学生。神戸市出身。 2024年ではエストニアでワーホリを行い、25カ国以上の海外経験あり。現在、大学とは別にノマドとしてリモアシやWebデザイン・ライター、動画編集などを勉強中。

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