【2026年最新】SafetyWingノマド保険の Complete とは?Essential との違いと選び方を完全解説

SafetyWing Nomad Insurance Complete とは?Essential との違いと選び方を完全解説

SafetyWing(セーフティウィング)を調べていると、「Essential」と「Complete」という2つのプランが出てきて、どちらを選べばいいか迷いますよね。

※ 料金は2026年3月時点の公式サイト掲載価格(18〜39歳・米国除外)。補償内容は公式ポリシー文書(Essential: SWIII-DOC-NI4.0E / Complete: NI-Complete-Policy-2025-07-09)をもとに作成しています。

わたし自身、ジョージア在住のフリーランスとして数年間SafetyWingを使い続けていました。2024年以降に2プラン体制へと刷新されましたが、特にCompleteは日本語の解説記事がほとんどない状態です。そこでこの記事では、公式ポリシー文書をもとに両プランの違いを正確に整理して解説していきます。

この記事で分かること
・SafetyWingの2プラン(Essential / Complete)の構造的な違い
・公式ポリシー文書にもとづく正確な補償内容・上限額
・対象年齢・外来上限・待機期間など見落としがちな制約
・あなたのライフスタイルに合う選び方

SafetyWing がプランを2つに分けた理由

もともとSafetyWingは「旅行中の緊急医療」を対象にした単一プランでした。しかしノマドが増えるにつれ、ユーザーニーズが2つに分かれてきました。

ひとつは「旅行者として年に数ヶ月だけ海外にいる人」、もうひとつは「海外に拠点を移し、現地で普通の生活を送っている人」です。

その結果として生まれたのが、Essential(旅行医療保険)Complete(旅行保険+海外健康保険の2本立て)という2プランです。

Nomad Insurance Essential とは?

Essentialは旅行中の緊急医療に特化したプランです(2026年2月版ポリシー文書準拠)。

基本情報

  • 対象年齢:生後14日〜69歳
  • 最大補償額(医療):1保険期間あたり $250,000
  • 契約期間:最短5日〜最長364日、更新回数無制限
  • 適用エリア:180カ国以上(米国は別途アドオン必要)

主な医療補償

補償項目上限額
緊急入院・手術・外来治療$250,000 / 期間
救急搬送・医療搬送$100,000(生涯上限)
緊急歯科(急性の痛み)$1,000 / 期間
緊急歯科(事故による損傷)$250,000 上限まで
入院見舞金$100 / 泊、最大30泊
妊娠合併症(26週未満)$250,000 上限まで
既往症の緊急治療$250,000 上限まで(加入28日後から)
帰国搬送$5,000 / 期間

旅行関連補償

補償項目上限額
フライト遅延(3〜8時間)$60 / 回
フライト遅延(8時間以上)$150〜$450 / 旅、$900 / 期間
受託手荷物紛失$500 / 品、$3,000 / 年、$6,000(生涯)
財布の盗難$150 / 回、$450(生涯)
パスポート盗難$100 / 回、$300(生涯)
入院中の家族呼び寄せ$6,000 / 期間
入院中の子供のケア$5,000 / 期間($300 / 日上限)
ペットのケア(入院時)$1,000 / 期間
自然災害時の代替宿泊$150 / 日、最大5日
政情不安による避難$10,000(生涯)
COVID-19隔離$50 / 日、最大10日
視力矯正具の紛失・破損$300 / 期間

日本(母国)帰国時のカバー

  • 364日一括払い:1年間に最大179日(1回の滞在は最大90日連続)
  • 月払い等:90日ごとに最大30日

※ 帰国時カバーは保険期間が90日以上の場合のみ適用されます。

アドオン(オプション)

アドオン内容
アドベンチャースポーツスカイダイビング・バンジー等の対象拡大(生涯上限$100,000)
電子機器盗難補償PC・スマホ等($3,000 / 期間、$1,000 / 品、$6,000 生涯)※50ヶ月定額償却
米国内カバーERは$100自己負担、緊急クリニックは$50自己負担

Essentialの特徴まとめ

  • 免責額(デダクタブル):公式サイトで要確認
  • 契約の縛り:なし。いつでも停止・解約可能
  • 対象外:慢性疾患・既往症(緊急時除く)・定期健診・歯科(予防)・通常出産

Nomad Insurance Complete とは?

Completeは旅行保険(SafetyWing)+海外健康保険(VUMI Group)の2本立てです。旅行中のトラブルだけでなく、海外での「日常の医療費」もカバーする本格的な健康保険です。

基本情報

  • 対象年齢:18〜64歳(健康保険部分)、18〜65歳(旅行保険部分)
  • 最大補償額:$1,500,000 / 年(医療)
  • 契約期間:12ヶ月(自動更新)
  • 適用エリア:全世界(米国・シンガポール・香港は1旅行につき最大30日)
※   重要:居住国(一次居住地)は適用対象外
Completeは「海外在住者が使う保険」です。
日本に住民票がある状態で日本で受診した場合、カバーされない可能性があります。

健康保険部分(VUMI Group)の補償内容

年間最大補償額:$1,500,000

■ 入院(100% UCR=実費カバー)

補償項目補償内容
入院(個室)100% UCR
集中治療(ICU)100% UCR
手術・麻酔100% UCR(入院)/ 外来・日帰りは最大$500,000
処方薬(入院中)100% UCR
診断検査(X線・MRI・CT)100% UCR
透析100% UCR
臓器移植100% UCR(ドナー費用は最大$50,000)
がん治療100% UCR
精神科入院100% UCR(最大30日 / 年)
HIV/AIDS治療最大$50,000
リハビリ最大$500,000(入院後、1疾患につき最大30日)
在宅看護100% UCR(最大60日)
緊急救急車100% UCR
医療搬送・遺体送還最大$100,000
入院見舞金$150 / 泊(最大30泊)
先天性疾患最大$25,000
緩和ケア最大$50,000
外部義肢最大$1,000

■ 外来(年間合計上限 $5,000

補償項目補償内容
一般外来・専門医受診100% UCR
処方薬100% UCR
リハビリ・理学療法100% UCR
メンタルヘルス(外来)100% UCR(年間最大10回)
診断検査100% UCR
アレルギー治療100% UCR
代替療法(鍼灸等)$60 / 回(年間最大15回)

※ 外来の年間上限は$5,000定期通院・理学療法・メンタルヘルスのカウンセリング等を頻繁に利用する場合、上限に達する可能性があります。

■ 予防・その他

補償項目上限額
定期健診・予防接種(COVID-19ワクチン除く)$350 / 年
出産(妊娠・分娩費用)最大$2,500(加入後10ヶ月待機期間あり)
新生児・出産合併症最大$50,000
緊急歯科(事故後180日以内)100% UCR

Completeの特徴まとめ

  • 免責額:$0(100% UCRで実費カバー)
  • 契約の縛り:12ヶ月コミットメント(途中解約不可)
  • 外来年間上限:$5,000(要注意)
  • メンタルヘルス外来:年間最大10回
  • 出産:10ヶ月待機期間あり、上限$2,500

Essential vs Complete 徹底比較表

比較項目EssentialComplete
種別旅行医療保険旅行保険+海外健康保険(2本立て)
対象年齢〜69歳18〜64歳(健康)/ 18〜65歳(旅行)
最大補償額$250,000 / 期間$1,500,000 / 年
外来上限$250,000 上限まで※ $5,000 / 年
免責額あり(要確認)$0
定期健診・予防接種✓($350 / 年)
通常の歯科治療アドオン
出産✗(合併症のみ)✓($2,500、10ヶ月待機)
メンタルヘルス外来✓(年10回まで)
慢性疾患✗(緊急時のみ)
電子機器盗難アドオンアドオン
契約の縛りなし12ヶ月
母国カバー最大30日 or 179日一次居住地は対象外
米国カバーアドオン1旅行30日まで

どちらを選ぶべき?ライフスタイル別の判断基準

Essential が向いている人

  • 年に数ヶ月だけ海外に出る旅行者
  • まず低コストで海外での医療リスクをカバーしたい人
  • 日本の健康保険を継続して使いたい人(海外滞在中の補完として)
  • いつでも解約できる柔軟性を求める人
  • 70歳に近い方(Completeは65歳未満が条件)

Complete が向いている人

  • 海外に定住・長期移住している人(日本の健康保険を脱退している)
  • 慢性疾患の管理が必要な人
  • メンタルヘルスのサポートが継続的に必要な人
  • 妊娠・出産を海外で計画している人(10ヶ月待機あり)
  • 年間$1,500,000という高い上限で安心を得たい人
※  Complete を選ぶ前に確認すべき注意点
・外来の年間上限が$5,000:
定期通院や理学療法を頻繁に利用する場合、上限を超える可能性があります。

・出産補償は$2,500が上限(10ヶ月待機あり):
海外での出産費用は高額なことが多く、これだけでは不足する可能性があります。

・居住国は適用外:
日本に住民票が残っている場合、日本での受診はカバーされない場合があります。

わたしの場合(ジョージア在住・フリーランス)、現地での病院通いや定期健診を含めて考えると、Completeへの移行を検討しています。特に免責額が$0という点はかなり大きく、毎回の受診でのハードルがない点は長期在住者にとって実質的なコスト削減になります。

よくある質問(Q&A)

Q. Completeは日本に帰国中も使えますか?

Completeの健康保険部分(VUMI)は「一次居住地では適用されない」という条件があります。日本に住民票が残っている場合、日本での医療費はカバーされない可能性があります。加入前に必ず確認してください。

Q. Completeは既往症もカバーされますか?

はい。健康保険部分(VUMI)は慢性疾患もカバーします(Essentialとの大きな違い)。ただし申告義務があるため、加入時に必ず正確に申告してください。

Q. 保険金の請求はどうやってしますか?

基本は立て替え払い後に請求するスタイルです。SafetyWingのダッシュボードからオンライン申請(または claims@safetywing.com へメール)。入院の場合のみ、事前に支払い保証(GOP)を取り付けることも可能です。

Q. SafetyWingはどこの国で使えますか?

Essentialは180カ国以上、Completeは全世界対応です(一次居住地と米国・シンガポール・香港への旅行は制限あり)。

まとめ:SafetyWing は「どのプランか」を先に決めよう

  • Essential:
    旅行中の緊急保険。$250,000の補償上限で短中期の滞在には十分。いつでも解約可能。
  • Complete:
    海外在住者のための本格健康保険。$1,500,000の年間上限、免責額$0が魅力。ただし外来は$5,000 / 年の上限、12ヶ月コミットメントが条件。

海外移住を決めた方や、現地で日常的に医療を利用する方はCompleteを検討する価値があります。ただし外来上限・出産上限・待機期間といった制約は事前に把握しておきましょう。

まずは公式サイトで自分の年齢・滞在国を入力して、実際の料金を確認してみてください。

石川県出身。2018〜2021年にベトナムで会社員、2022〜2025年は東欧ジョージアを拠点にフリーのWebマーケティングコンサル・広告運用・Webディレクションなどに携わっていました。現在は福岡で集客支援の会社「マーケのまど株式会社」経営。 このブログでは海外移住、副業、フリーランス、スキルアップにまつわるお役立ち情報を発信しています。 お仕事の相談・ご依頼はプロフィールページのフォームからお願いいたします。

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