ノマドの移住先におすすめの国TOP5!生活費や治安まで徹底比較
みなさんこんにちは!旅好き現役大学生のひかる(@hika_coys)です。
「ノマドワーカーにとっておすすめの国ってどこ?」
「移住先を選ぶ上でのポイントも知りたい!」
このように海外移住先の国選びで迷っているノマドワーカーの方は超必見です!
ノマドとして海外移住を考える際に、国を選ぶ基準として、治安や生活費などさまざまな要素がありますが、抑えるべきポイントが分からないと判断しづらいですよね。
そこで本記事では特長や治安、生活費などを徹底比較した上でランキング形式でノマドワーカーの移住先としておすすめの国をご紹介していきます。
この記事を最後まで読むことで、各国の良い点や悪い点が理解でき移住先を選びやすくなるでしょう。
ぜひご覧ください。
(※本記事は2022年7月現在の情報です)
海外ノマドは国選びが重要!国選びのポイントを紹介
まず前提として国を選ぶ際に抑えるポイントを紹介します。
【国を選ぶ5つのポイント】
- 治安
- 生活費・物価
- インターネット環境(カフェなどのワーキングスペースが整っている)
- ビザ取得の要否・日本から(へ)のアクセス・移動のしやすさ
それではひとつひとつ解説していきます。
治安
なんといっても生活する上での治安は大切です。
しっかりと情報を調べずに行った国が、実は何か大きな戦争などのトラブルが起きていてはまともに暮らすことができませんよね。
2021年にはミャンマーで内戦が起きたり、2022年現在ロシアとウクライナの戦争が起きたりして世界では今もどこかで争いが起きています。
戦争が起きていなくても、観光客を狙った犯罪が頻発している国はたくさんあります。
どの国にも治安の良い場所、悪い場所は存在しますが、どのくらい治安が悪いのかを把握しておくことが大切です。
安全に生活するためにも、国を選ぶ際には治安を重視しましょう。
生活費・物価
移住した国の生活費が高いとその国に長く滞在しづらくなります。
同じくらいの治安のよさで、物価の高い国と低い国どちらで生活したいですか?と聞かれたら間違いなく後者を選びますよね。
実際に海外ノマドをしている人の中には、日本より安い生活費を求めて海外生活をする人もいます。
実際のところ、日本の物価は今なお世界的に高い水準です。
物価の安い国だと、1ヶ月で日本の3分の1程度の生活費で暮らせる国もあります。
余った分を貯金や別のことに使えたら、より楽しい生活を送ることが望めます。
インターネット&ワーキングスペース環境(カフェなど)
ノマドはリモートワーカーなので、インターネット環境の良し悪しは生命線になります。
日本のネット環境を当たり前に思ってしまうと、渡航先で苦しい思いをすることになります
カフェやワーキングスペースが少なくインターネット環境が整っていなかったら、仕事に支障をきたしてしまいます。
インターネット速度は実際に行ってみないとわからないところではありますが、カフェの多さは調べることができるので、把握しておきましょう。
ビザの取得の要否
ビザの取得の要否も国選びのポイントとして重要です。
海外に滞在する以上、滞在国のビザ要件を確認しなくてはなりません。
日本のパスポートの場合、ほとんどの国で特に申請をしなくても観光ビザが適用されますが滞在可能期間は国によって変わります。
ビザなしで滞在可能な期間以上滞在したい場合はビザを申請する必要があります。
ビザの期限が切れて不法滞在にならないようにビザの種類や要件、滞在可能期間は事前に調べておきましょう。
日本から(へ)のアクセス・移動のしやすさ
最後に紹介するポイントは、日本から(へ)のアクセスのしやすさや、他の国への移動のしやすさです。
ノマドとして生活する人は1つの国に定住というよりは、複数の国を移動しながら生活するケースの方がが多いと思います。
移動のしやすさという観点から、以下のポイントは移住先選びに重要になります。
- 日本から、または日本へのアクセスがしやすいか?
- 現地から他の国へアクセスしやすいか?
- 現地国内の交通網は発達しているか?
ヨーロッパは高速バス網が発達していてEU圏内やシェンゲン協定内の国であれば、入国審査の必要がないので移動はしやすいです。
一方で、島国だと移動手段が飛行機しかないと移動できる場所も限られてきてきます。
海外ノマドに向いている国TOP5
ここからは先ほど紹介したポイントを踏まえた上でおすすめの国を5つランキング形式で紹介していきます。(各ポイントを5点満点形式で採点)
【おすすめの国TOP5】
- 1位ジョージア
- 2位タイ
- 3位エストニア
- 4位ベトナム
- 5位ハンガリー
それでは一つひとつ見ていきましょう。
第1位:ジョージア【総合点24点】
治安 | ★★★★★ |
生活費・物価 | ★★★★★ |
インターネット環境 | ★★★★★ |
ビザ(365日以内であれば申請不要) | ★★★★★ |
移動のしやすさ | ★★★★☆ |
第1位は最近ノマドに人気がある東欧の国ジョージアで、移動のしやすさ以外はほぼ満点と言っていいでしょう。
【ジョージアの特長】
- 1年間ビザなし滞在可能
- 作業できるカフェが多い
- ご飯がおいしい上に安い
ジョージアの特長は何よりも1年間ビザなしで滞在できることです。
円安やインフレの影響により近年徐々に物価は上がっていますが、2022年現在でも日本の半分〜3分の2程度です。
そのため1ヶ月の生活費は大体8〜15万円と見積もれます。
ワーキングスペースとインターネット環境に関しては、ヨーロッパの中でも生粋のカフェ大国であり、おしゃれな作業カフェがたくさんあります。
無料Wifiがあるカフェも多く存在しますが、現地のSIMカードも月2,000円程度でデータ無制限で利用できるためテザリングを併用すればネットワークに困ることはありません。
治安面に関しては、過去と比べると改善傾向にあります。
2022 Global Peace Indexによると世界の治安ランクングでジョージアは95位と低めではありますが、実際に生活をしていて夜中に街を歩いている時に危険を感じたことはほとんどありませんでしたし、現地人もおだやかで親切な方が多い印象です。(ただしスリや置引き、盗難など軽犯罪には最低限の注意が必要です)
【ジョージアのマイナスポイント】
- 日本から(へ)のアクセスが悪い
ただ、日本とジョージアを結ぶ直行便がないので中東で乗り継ぎをしないといけないこと。
また、ジョージアには大きなターミナル空港がないため、、他のヨーロッパへの移動もややしづらいのが欠点です。
第2位:タイ【総合点22点】
治安 | ★★★★☆ |
生活費・物価 | ★★★★★ |
インターネット環境 | ★★★★★ |
ビザ(30日以内であれば申請不要) | ★★★★☆ |
移動のしやすさ | ★★★★★ |
【タイの特長】
- 物価は日本の半分程
- 日本からの直行便もあり、日本人も多い
- 日本食屋も充実
タイはノマドにとって必要な要素がそろっている国です。
そのため、初めてのノマド生活をタイから始める人は少なくありません。
特にタイの中でも、バンコクやチェンマイはノマドワーカーに人気で、カフェやコワーキングスペースは充実しています。
日本からだけでなく世界中からノマドワーカーが集まっているので、多種多様な人々と交流できる点が魅力です。
物価は日本の半分程度で、プールやジムを備えたコンドミニアムが月額4〜5万円で借りられます。
移動面に関しても日本から直行便が出ていますし、他の東南アジアへのアクセスも比較的簡単です。
【タイのマイナスポイント】
- スリやぼったくりには気をつける必要がある
- 日本のパスポートだと滞在可能期間が短め
- ビザラン規制が強まっている
注意点としては治安面でスリやぼったくり、物乞いには気をつける必要があります。
日本人観光客は狙われやすいので、夜の一人歩きなどは注意した方がよいでしょう。
また、ビザなしで滞在できる期間は日本のパスポートの場合30日間です。それ以上の滞在となるとビザの取得が必要になってきます。
タイへ渡航する前に事前に大使館などでツーリストビザを取得すれば最長60日間滞在可能です。
現在、タイでは、ビザなし滞在期限が切れる前に出入国を繰り返す「ビザラン規制」が強まっているためビザなしで長期滞在ができません。
そんな長期滞在する方に向けた「タイランドエリートビザ」と言うものがあります。
最低約60万円〜と比較的高額ですが、5年間のマルチプルビザが発給されて有効期間内であれば何回でも入出国できるようになります。
治安の面では少し不安はありますが、ノマド初心者の方はタイからスタートしてみるのもおすすめです。
第3位:エストニア【総合点22点】
治安 | ★★★★★ |
生活費・物価 | ★★★★☆ |
インターネット環境 | ★★★★★ |
ビザ | ★★★★★ |
移動のしやすさ | ★★★☆☆ |
【エストニアの特長】
- ノマドビザ制度がある
- ネット環境最強
- フェリーで北欧に行ける
エストニアはノマドビザ制度がある国で、リモートワーカーがエストニアで働きながら旅行もできるようになりました。
これまでノマドワーカーは観光ビザで各国を転々とすることが多いですが、エストニアにはノマドビザ制度があります。
それを取得することで最大1年間滞在ができるので無理に移動する必要がなくなりました。
エストニアのノマドビザは条件としてノマドビザ申請前の6ヶ月間に月収基準3,504ユーロを満たしている必要があります。
ただし、エストニアに入国し過去180日以内の間で90日以内滞在する場合にはビザの取得は不要です。
また、エストニアの首都タリンはIT都市と言われるくらい、どこのWi-Fiも爆速。
地下でさえWi-Fiが通っているため、作業環境には困らないでしょう。
治安面に関しても、世界平和度指数で世界33位なので、悪くはないと言えるでしょう。(2022年度、ちなみに日本は10位)
【エストニアのマイナスポイント】
- 物価が安いとは言えない
- 日本からの直行便はなくアクセス不便
生活面は、物価の高い北欧の影響を受けているためか、日本よりも少し安いくらいなので、他の国に比べると生活費は少々高くなります。
アクセス面ではジョージアと同様に日本からの直行便はなく、他の国へのアクセスも少ししづらいです。
まだまだ日本人には馴染みのない国ですが、ぜひこの地でノマドに挑戦してみてはいかがでしょうか?
第4位:ベトナム【総合点21点】
治安 | ★★★★☆ |
生活費・物価 | ★★★★★ |
インターネット環境 | ★★★★★ |
ビザ(15日いないなら申請不要) | ★★★☆☆ |
移動のしやすさ | ★★★★☆ |
【ベトナムの特長】
- 物価が安い
- いたるとこに無料Wifiつきカフェが存在
- 日本からのアクセス良好
ゆったりとした雰囲気で人気のベトナムは、近年ノマドからも評価を受けています。
東南アジア特有の屋台フードが安くておいしいことやカフェも充実していることが人気の秘訣。
ベトナムのカフェには大抵無料Wifiが設置されていて、ワーキングスペースに困ることもほとんどありません。
その他、マッサージやエステも多く価格も安いので、女性ノマドからも支持を受けています。
日本からのアクセスも良好で、他の東南アジアの国々へも比較的移動しやすいのが特長です。
【ベトナムのマイナスポイント】
- ビザなし滞在期間が短い
- バイク社会なので交通面は不安
ビザなしで滞在できるのは、日本のパスポートだと15日以内とやや短め。
15日以上滞在する場合はベトナム大使館等で最大3ヶ月の観光ビザを取得することができますが、申請にはベトナムで申請・取得された招聘状が必要となりますのでハードルは高めです。
また、APECビジネストラベルカードを所持している場合も、ビザ免除で最大90日まで滞在することが可能です。
さらに治安面では、交通事故には十分気をつける必要があります。
ベトナムはバイク社会なので、はじめて訪れる方は、バイクの量に驚くでしょう。
歩道を歩いていて後ろから急にバイクが通り過ぎることもあるので、街を歩く際は気をつけましょう。
長期滞在向きではないものの、東南アジア屈指のカフェの多さを誇るベトナムでノマドをしてみてはいかがでしょうか?
第5位:ハンガリー【総合点20点】
治安 | ★★★☆☆ |
生活費・物価 | ★★★★★ |
ネット環境 | ★★★★☆ |
ビザ(90日以内なら申請不要) | ★★★★☆ |
移動のしやすさ | ★★★★☆ |
【ハンガリーの特長】
- ヨーロッパの中でも物価が安い
- 街自体の警官がとても綺麗
- 実は温泉大国
最後に紹介するのは徐々にノマドから人気がでている東欧の国、ハンガリーです。
ヨーロッパの中でも物価の安さはトップクラス。コーヒーが1ユーロ以下で買えることもあります。
街で使える無料Wi-Fiも十分早いので、作業には困らないでしょう。
移動のしやすさの面でも、ヨーロッパで有名な「FlixBus」も発着しているので、移動も大変便利です。
日本からの直行便はありませんが、ハンガリーに着いてしまえば、他のヨーロッパの都市にも容易に移動できます。
「ドナウの真珠」と言われるだけあって街並みも綺麗で、温泉好きにはたまらない「温泉大国」です。
ビザの取得に関しては、180日以内で90日以内の滞在であれば申請は不要です。
【ハンガリーのマイナスポイント】
- スリや置き引き
治安の面では、観光地付近のスリや置き引きに気をつける必要があります。
ヨーロッパ人に人気の観光地、ハンガリーでノマドを挑戦してみてはいかがでしょうか。
ノマドにおすすめの国まとめ
今回はノマドが移住するのにおすすめな国を5つご紹介しましたが気になる国はみつかりましたか?
ノマドといえば色んな国に行って常に移動しているイメージがあるかもしれませんが、実は一つの国で長期間滞在している人もいます。
あなたのライフスタイルや趣向に合わせて、いろいろな国に訪れることができるのはノマドワーカーとしての最大の強みです。
本記事があなたのノマドとしての移住先選びに役立てば幸いです。
ライター:ヒカル(@hika_coys)
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