30代後半で海外移住を決意!デジタルノマド(フリーランス)として生きていくために実践した5つのこと

30代後半で海外移住を決意!デジタルノマド(フリーランス)として食べていくために実践した5つのステップ

こんにちは!Haruka( @haruka5kakurega )です。

昨年11月後半まで、10種類のノマドワークを体験できるワークショップ「ノマドニア」の参加にあたり東ヨーロッパのジョージアで生活していました。

そこで出会った、30代後半で海外移住を決意し、現在完全リモートワークの海外デジタルノマド生活をおくっているKURUMAさんにインタビューさせていただくことになりました。

この記事を最後まで読むことで、「会社員経験を活かしデジタルノマド(フリーランス)として活躍するための戦略的なプロセス」について知る事が出来ます。

  • 海外移住やフリーランスを目指しているけれど何をしていいかわからない人
  • 現在会社員で、デジタルノマド(フリーランス)に憧れている人
  • フリーランスになりたての人
  • 「今からフリーランスを目指すにはもう遅いかもしれない」と思っている人

こんな方々は必読です。ぜひこの記事を最後まで読んで、理想とする生活への1歩を踏み出してください!

海外移住デジタルノマド(フリーランス)Kurumaさんについて

Kurumaさんプロフィール

Kurumaさんプロフィール

ー まずは簡単に自己紹介をおねがいできますか?

はじめまして。デジタルノマドのKuruma (@kurutoshi)です。

アパレル業界での企画営業を6年経験した後、アパレルよりもIT業界に移った方が今後自分にとって有利に働くだろうと考え、2007年ごろに職業訓練校と民間のITスクールに通い、その後は都内のIT企業の会社員としてWebサイト制作、Webシステム開発、デジタルマーケティング等に約10年携わりました。

2018年からはベトナム ホーチミンの日系デザインエージェンシーに転職し、顧客創出からWebサイト制作やデジタルマーケティングを駆使したビジネスグロース支援、組織マネジメント等に約3年間従事。

2021年3月に会社員を辞め、ジョージアを拠点としフリーランサーとして活動しています。

現在の仕事内容

ー KURUMAさんが現在行っている仕事の内容を教えてください。

はい、いま現在携わっている仕事は主に以下の6つくらいですね。

ワイン輸出事業

最近はJaponaという、ジョージアワインを現地で買い付け日本へ輸出・販売する事業に携わり、プロモーション戦略の策定から実行までマーケティング領域全般に関わるようになりました。

具体的に今始めているのは、SNSの運用や、Webサイトのリニューアル、キャンペーン企画などです。

ちょうど先日、日本向けにワインを販売するJaponaオンラインストアがリリースされました。

​>> Japonaオンラインストアを見る

Webライティング

企業からの受託で、マーケティングブログのメディアのターゲット定義から、発信するジャンルの策定、記事のテーマ決め、執筆までを行っています。

マーケティングアドバイザー

クライアントのマーケティング部門のマーケティングアドバイザーとして、事業におけるプロモーション戦略の策定や各施策の改善案などを提案します。

Web広告、SNS運用、コンテンツマーケティング、Webサイト改修、メルマガ戦略などに関わり、時にはノベルティのデザイン監修を行うこともあります。

Web広告運用

製造業やサービス業など、合計4〜5アカウントのGoogle広告とFacebook/Instagram広告の運用代行を行っています。

プロジェクトマネジメント

企業のWebサイト制作プロジェクトにおけるプロジェクトマネジメントを不定期で行っています。受注前の提案書の作成から、P/L予算策定まで。受注後は、コンセプト設計、サイトマップ、画面構成設計、機能要件定義、コンテンツライティング、デザイン監修、進捗管理、システムテストなど、制作工程における全体的な管理を行っています。

個人のメンター

フリーランス個人のメンターをしています。タスク管理・スケジュール管理の苦手を克服するために、週1回の面談で週次の業務確認や、仕事を無駄なくスムーズに進めるためのアドバイスをしています。

会社員生活とは違うデジタルノマド(フリーランス)の魅力とは

自分の裁量で働くフリーランスの1日

ー 毎日どのようなスケジュールで仕事をしていますか?

1日の流れは日によって違いますが、だいたいこんな感じです。

  • AM 08:00 起床〜朝ごはん・仕事の準備
  • AM 09:00~1300 仕事
  • PM 13:00~14:00 ランチ
  • PM 14:00~18:00 仕事

月初の忙しい日は21:00くらいまで作業している時もありますし、落ち着いている時期は昼寝をしたり、PCをおいて出かけたりすることもあります。

決められた時間に人に会いに行ったり愛想を良くしたりすることが苦手なので、自分のペースで仕事を進められるという働き方はありがたいですね。

オンライン上で人と顔を合わせる定期的なMTGは週に4時間くらい。

広告運用は月次で実績報告会を行うので、月の前半に+4時間くらいMTGをしています。

それ以外は基本的にPCに向かって1人で文章を書いたり、資料をつくったり、Webツールの管理画面と向き合ったりする時間です。

どうしても同じ仕事を長く続けていると飽きがくるので、適度に新しいことを取り入れていくことがとても大切だと感じています。

仕事内容は多岐にわたりますが、自分の時間を潰してただただ稼ごうとは思わないので、心地良くいられる仕事時間にするという事を心がけています。それが出来るのもフリーランスの醍醐味ですね。

行動を自分で選ぶことが出来るフリーランスの魅力

資料づくりに追われる会社員

ー フリーランスに実際になって感じた魅力を教えてください。

会社員時代は勤務時間が決まっていたし、営業のための資料作りや、やりとりなども多かったです。ブラック企業というわけではなかったのですが、1日に何度も会議があったり常にバタバタしている感じでした。

フリーランスになってからも1年目は頂ける仕事は全部受けて忙しかったのですが、2年目からは安定して継続で頂ける仕事が増えたこともあり、苦手な仕事を手放すことが出来るようになってきました。

売上に直結する行動を自分で選び、自分の裁量で動ける範囲で仕事を受けているので、より心地の良い働き方ができています。

ただ、ちゃんと相手にも利益があり、この企業となら安心して仕事を出来るなと感じる仕事を選んでいるからこそPCから離れている時も仕事のことを考える時間が多くなったと思います。

「出かけているときや寝る前に急にいいアイディアが浮かんできてスマホにメモを残す」といったこともフリーランスになってから増えました。

すべての仕事に真剣に取り組めるというのもフリーランスの魅力のひとつですね。

今後も生活に支障のない収入を確保しつつ、新しい事業にも関わっていけたらと思っています。

ただ僕自身は商品やサービスを0から開発することがあまり得意じゃないので、「いいプロダクトのアイディアはあるけど売り方がわからない」という人とコラボできるのが今の時点だとベストかもしれません。

フリーランスが向いている人・向いていない人

フリーランスが向いている人・向いていない人

フリーランスが向いている人・向いていない人はどんな人だと思いますか?

はい、まずフリーランスが向いている人は以下のようなタイプが多いように感じています。


①メタ認知力・問題解決力が高い人
自分で俯瞰的に現状課題を抽出して、今何をすべきか判断して自ら行動できる人

②明確な目標をもてる人
自分の中で、まずはここに辿り着こうという明確なゴールを設定できる人

③好奇心が強い人
いろんなものに興味をもって新しいことに挑戦する人は成長が早い

④柔軟性のある人
固定観念に縛られず、現状に応じて行動を最適化できる人

⑤自己肯定感の高い人
物事をポジティブに捉えられる人は、ある程度行動にリスクを取れる


僕の周囲では、自分で判断していち早く行動に移す人のほうがフリーランスとして成功している印象です。

現在会社員で、自分の裁量で動ける範囲が少ないということをストレスに感じている方はフリーランス向いていると思います。

逆に、自分の課題や目標を自分自身で考えて俯瞰的に整理にできない人は、なにか行動しても途中で目的がよく見えなくなりモチベーションが続かなくなります。

そんな人はやりたいことがコロコロ変わり、なかなか目指す方向が定まらなかったり、結局は自分の中で苦労しなくても済むラクな選択ばかりしたり……。

自分で未来を切り開いていかなければならないフリーランスには向いていないと思います。

デジタルノマド(フリーランス)として生きていくために実践した5つのこと

ーデジタルノマドとして生活できるようになるまでに、どのような行動を意識しましたか?

はい。会社員時代からずっと心がけてきた行動も含めて、以下の5つを特に意識しました。

1. 明確な目標とそこに向かうための行動

明確な目標がないと、過去の成功体験に引っ張られて行動を変えられず、ずっと同じことを繰り返すことになってしまいます。

例えば、過去に「飲食店のアルバイトで5万円が入る」という成功体験から、お金がなくなったらその成功体験に引っ張られて同じように飲食店でアルバイトをする。そして同じように5万円を得る。

他の事ではお金が稼げないと思いこんでしまうんですよね。

そうならない為にも「海外移住したい、デジタルノマド(フリーランス)になりたい」という目標があれば、そこをまずより明確にします。

「10年後にはこういうことをしたい。」と言ったような先の目標を掲げるよりも、「1年後に最低限リモートでいくらくらい稼ぐ。」のような近い未来の現実的な目標をつくります。

そうすることによって、過去の成功体験だけではなく新しい挑戦もバランスよく取り入れることができるようになります。

今まで通りのアルバイトだけではなく、クラウドワークスで案件をとったり、オンラインで出来る日本語教師だったり、その先が少しでも理想とするデジタルノマドに繋がっていることを始めることで、着実に目標に近づくことができます。

2. 今までやってきた「物」ではなく「こと」を掛けあわせる

社会人経験のある方なら、積み上げてきたことは武器にしていこうよって思います。今までやってきたことをこれから始めることに掛け合わせることで成功確率はずっと上がります。

僕の経験だと、アパレル業界経験の「服」はデジタルノマド(フリーランス)の仕事に関わりないですが、「服が出来るまでの工程の知識」に関しては今の仕事に繋がっています。

服を作るまでに、デザインはこの人にお願いしてどこに発注して……という役割分担や業務全体の流れを知れたことによって、他のビジネスに応用する事ができました。

今までやってきた事で、掛け合わせられることは何か?」を考えるのもフリーランスになる準備のひとつ。

今もし、リモートワークとまったく違う業種で働いていたとしても、その仕事の中で出来るだけ全体を見るように意識して知識を得ておくことが大切です。

3. 必要なプロセスを1つ1つ丁寧に。次に繋げていく

僕は相当石橋を叩くタイプなので、会社を辞めてフリーランスになるとき半年くらい前に辞めることを伝えて猶予期間を作りました。

そしてその期間に、会社に迷惑をかけないように人を採用して、その人がある程度仕事が出来るように育ててから退職しました。

1つ1つの過程を邪険にしないっていうのを僕は大切にしています。

そのうえで仕事で繋がれそうな人には、これからフリーでやっていくことを話をしてニーズを探っていましたね。

会社で行っていた今までと同じ仕事を取ってしまうと利益相反になってしまうので、違う領域のところで力になれるところで役立てるところを伝えていた事もあり、仕事をやめた翌月から2つ3つオファーがあってフリーランスとして仕事を始めることができました。

4. 作業者ではなくパートナーとして仕事をする

会社員時代から、ただ作業をするだけでなくなるべく上のほうから絡んでいくということを意識していました。

文章を書くにしても、ただ文字に起こすだけなら誰でもできますが、上流部分から考えて書くとなると、「どういう文章が相手に刺さるか」などのマーケティング視点が必要です。

他の人にもできる作業をするのではなく、上流を目指すことによって会社全体をみることができます。

「なんのためにこの仕事を頼まれているのか」と考えられるようになると、依頼された仕事をそのままする作業者ではなく、会社のパートナーという意識で仕事をすることができるんです。

5. 仕事の裁量権を広げていく

また、仕事は裁量権があればあるほど、自分のアイディアを業務に反映しやすくなります。

そのためには自分の仕事でしっかり結果を残して、積極的に業務範囲を広げていくことが重要です。これを繰り返すことで上司やクライアントから信頼を獲得し幅広く仕事を任せてもらえるようになります。

自身の体験の話をすると、会社員時代にメルマガ担当としてメルマガだけをひたすらやっていた時期があったんですが、その会社の一部だけしかやらないってことは、それしか知識がつかないわけですよね。

そこに危機感を感じて、ベトナムの日系企業に転職する時、より全体を見るためにもマネジメントをやりたいと思いました。

ベトナムで働いてた会社は、Web制作会社だったんですが「あなたのミッションの売り上げを作ることです」といった広い範囲の仕事だったんです。

そこで、「Web制作に加えて、”Web広告運用”代行のサービスを自身で作り、それセットで売って集客をする。」ということを始めました。

「Webサイトとのリニューアルと、Web広告運用セットでやって初めて相乗効果が生まれるんですよ。」という営業方法を用いたことで実際に成果が出ましたし、当時の社長やクライアントからの信頼も得られ、事業の売り上げを伸ばす事ができました。

その経験があったからこそ、フリーランスになった時に、はじめから提供できるサービス範囲が最初から広い状態を作ることができたんだなと実感しています。

デジタルノマドになるために今すぐはじめられること

ゼロから学ぶならマーケティング知識

ー もし今のお仕事やスキルが突然リセットされたとしたら、何を学びますか?

今、仮に僕が会社員だとして、デジタルノマド(フリーランス)になれる知識や経験が何もなかったとしたら、まずはマーケティングを学びます。

マーケターの森岡毅さんや西口和樹さんが出している本を読んだり、サブスクで動画を見るサービスなどで学びながら、今行っている仕事で活かせるスキルを探すことから始めていくと思います。

マーケティングを覚えておけば、モノの売り方がわかるんですよ。自分で何かを始めたときに商品化しやすくなるのは間違いないです。

フリーランスとして仕事を取るというのも、要は自分のスキルを売るわけなので、それもマーケティングだと思うんですよね。

誰の何の課題を、何をもって解決するのかみたいなところを分解して1個1個ちゃんと潰せるようになってくると、仕事のプレゼンをする際もアプローチ方法が全然違ってきます。

30代後半でデジタルノマド&海外移住を目指している人にメッセージ

ー これからデジタルノマド&海外移住を目指している同世代の人たちに伝えたいメッセージはありますか?

最初は、報酬が安くてもとにかく実績を詰む。たとえ数百円の仕事をしたとしてもそれが実績となり、次の仕事が10万円で取れれば5万円で2件仕事をしたのと同じ事になります。

最終的にそれが20万円になり30万円の高単価な仕事に繋がっていくので、最初はとにかくチャレンジであんまり儲けを考えずでもやっていった方がいいと思います。

ただ、幾つになってもこれまでで会社から給与をもらう生活になれちゃうと、自分で値段を決めてもらうことが悪いことと感じてしまう人が少なくありません。

経験を積んだら自分の提供できる価値に自信を持って、強気に行く方が早く自立できる可能性が高くなります。​​​​​​

30代後半って結構これまでの社会生活で積み上げてきたものが20代よりも多いので、成功率は確実に上がる。

今持っているスキルを捨てるのではなく、新しいスキルと掛け算することが成功の鍵になると思います!

まとめ

いかがでしたか?

今、デジタルノマド(フリーランス)とかけ離れた生活をしている人も、これまでの経験を活かすことによって働き方を変えることが可能です。

この記事が、理想の生活への1歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。

お読みいただきありがとうございました。

この記事を書いた人:Haruka/旅するヨガ講師

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月に5万円の売上をつくる【小さなヨガ教室づくり】を全面サポート/自分らしいヨガレッスン構成・HP制作/インドでヨガに出会い2014年から隠れ家ヨガ教室を運営中/‍時々教室お休み海外放浪/ノマドニアジョージア19期

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