ジョージア(トビリシ)でコロナワクチンを接種する具体的手順

中央共和病院外観

2022年8月現在、ジョージアから日本へ帰国する際の入国条件は以下の通りです。

・PCR検査証明書
出国前72時間以内の陰性の検査証明書は必須

・ワクチン接種と隔離
3回ワクチンを接種している場合 :隔離なし
ワクチン未接種または接種2回以下:入国翌日から数えて3日間の自宅待機が必須

出典元:厚生労働省公式Webサイト

最近日本へ一時帰国を予定している人から下記のような声を多く耳にするようになりました。

日本で2回しかコロナワクチンを接種しておらず、帰国時の隔離を避けたいのでジョージア国内で3回目をのワクチン接種したい

その一方でSNSやGoogleで検索してもジョージア国内でコロナワクチンを接種するための詳しい情報に辿りつくことができませんでした。

そこでジョージア トビリシ市内でコロナワクチンを接種する具体的な手順を記事にまとめました。
(*2022年8月の情報です)

最後まで読んでいただければトビリシ市内でコロナワクチン接種ができる病院、現地での接種の流れ、接種後の証明書の受け取りまで全体の流れを把握できるようになります。

ぜひご覧ください。

コロナワクチンを接種できるトビリシの病院

中央共和病院外観

トビリシ市内でコロナワクチンを接種できる病院はサブルタロ地区にある「中央共和国病院」です。

Google Mapで「中央共和国病院」または「Central Republic Hospital」と検索するとヒットします。

メトロ Medical University駅を降りて約徒歩8分程度で辿り着けます。

中央共和国病院に行く前に確認・把握しておくこと

  • ジョージア入国日から3ヶ月以上経過していること
  • パスポートの原本が必要
  • 事前予約は不要
  • ワクチン接種は無料
  • 接種可能時間は平日10時〜18時

我々外国人がジョージアでコロナワクチンを接種できる条件は、「入国から3ヶ月以上経過していること」です。最後にジョージアに入国した日からカウントするので旅行で一度出国している場合は要注意。最後に自分がジョージアに入国した日を再確認しておきましょう。

事前予約は不要です。打ちたい日に直接病院に足を運べばOKです。

営業時間は平日10時〜18時ですので、訪問時間に注意しましょう。

また接種は「無料」ですのでお金の心配は必要ありません。

中央共和国病院に着いてからワクチン接種までの流れ

ここからは実際にジョージアでコロナワクチンを接種した人の経験に基づき病院での流れを解説してきます。

中央共和国病院についたら

まず中央共和国病院についたら正面玄関から入ってすぐのエスカレーターに乗り2階に上がります。

エスカレーターを登ってまっすぐ進むと受付があります。

受付で「Vaccination」と一言伝えると、接種会場まで案内してくれます。

当日は受付周辺には数名の先客が既にいて、スタッフに後ろに並ぶように指示されました。

受付後〜接種までの流れ

自分の順番が回って来たらパスポートの提示を求められます。またその際、今回が何回目のワクチン接種なのかの質問も受けます。

「3回目」と答えるとこれまでの接種証明書の提示を求められ持参したパスポートと共に接種証明書のコピーを取られます。
(※日本の役所等で取得した紙のワクチン接種証明書があるとベターのようのですが、日本政府公式の新型コロナワクチン接種証明アプリの提示でもおそらく大丈夫です)

以前の接種した2回のワクチンは「モデルナ製」で合っているか?と看護師に確認された後で今回のワクチンは「ファイザー製」でよいかと確認されました。
(Google の口コミなどを確認したところ、ファイザー製以外の用意がない可能性があります)

「ファイザー製でOK」と回答すると、「ファイザーⅢ」と書かれた紙を渡され、ワクチン接種会場までの道順を案内されます。

ファイザーの紙

案内に従い暗い廊下をひたすら進むと奥の方に一室だけドアが空いてる診察室あり、そこがワクチン接種会場でした。

2~3分診察室で待った後、パスポートの提示を求められその後問診が開始されます。

看護師に「過去のワクチンで熱が出たか?」「どの程度の症状だったか」など問診に答えている途中で、問答無用で方にワクチンを注入されます。

この辺り日本では体験できないジョージアならではの”雑さ”を感じることができます。

ワクチン接種後の様子

ワクチンを打ち終わった後は、15分程度付近の椅子で座って待つように指示されます。

この辺りは日本の手順と似ています。 15分待って特に異常がなければそのまま帰宅する流れになります。

接種から3営業日後以降に市役所で接種証明書を取得できる

実際のコロナワクチン接種証明書

中央共和国病院でコロナワクチンを接種した後は、土日祝日を除いた3営業日後以降にPublic Service Hall(トビリシ市役所)で接種証明書を取得できるようになります。

(※人によっては翌営業日に市役所で受け取ることができたケースもあるようなので詳細はワクチンを接種する際に直接確認するのが良いと思います。)

上の画像は実際のワクチン接種証明書になります。過去のPCR検査結果や感染履歴等も一緒に載っています。

市役所に訪れる際は特に証明書取得の際に必要な持参すべき書類はありません。

中央共和国病院から市役所に接種データが送られているようです。

ただし証明書を受ける際に身分証明用の「パスポート」は必要なので忘れないように持参しましょう。

Public Service Hallへのアクセス

住所:2 Zviad Gamsakhurdia Named Right Bank, Tbilisi

まとめ

今回はジョージア国内でコロナワクチンを打ちたい人のために、トビリシでコロナワクチンを接種する手順を解説していきましたがいかがだったでしょうか?

2022年8月現在、この手のジョージア現地でのワクチン接種の情報はSNSやGoogle検索をしてもあまり詳しい情報が出てこなかったので今回の記事を執筆するに至りました。

現在なお日本に帰国する際の入国規制は他国と比べて厳しい現状があります。

ジョージアから日本帰国に向けてコロナワクチンを打つ必要がある人、その他の理由で念の為打っておきたいという人。この記事がジョージアで生活する日本人のみなさまのお役に立てれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

元ベトナム在住のフリーランサー。石川県出身。 2018〜2021年はベトナムに移住。現在は個人事業主として東欧ジョージアで暮らしながらWebマーケティングコンサル・広告運用・Webディレクションなどに携わっています。 このブログでは海外で働くこと・海外移住、副業、フリーランス、スキルアップ、マーケティングの事など役立つ情報を発信。 お仕事の相談・ご依頼はこちらのフォームからお願いいたします。

シェアする