ベトナム移住前に知っておくべき現地の家事情
この記事に興味を持っていただいた方、ありがとうございます。
ベトナム在住のWebマーケターKURUMAです。
ベトナムにこれから移住を予定している方や移住を検討中の方の中にはベトナム現地の家の事情をはじめ、アパートの家賃相場や、部屋のクオリティなどを不安に感じている人も多いと思います。日本でもベトナムでも、我々日本人にとっては、普段の生活の中で多くの時間を過ごす、住居の快適さは重要なので当然かと思います。
そこで今回はベトナムの家探しを題材に書きたいと思います。ベトナムで選べる住居の種類やそれらのメリット・デメリットなど実体験も踏まえてご紹介していきます。
僕はホーチミン在住なので、おもにホーチミンの住居選び事情について書きますが、ハノイなど他の地域ではちょっと勝手が違うこともあるかもしれませんがご了承ください。
ベトナムの住居には大きく2つの種類がある
それはコンドミニアムとサービスアパートメントです。
コンドミニアムとは、日本で言うタワーマンションのようなイメージで、30階を超えるような高層マンションです。
ベトナムのコンドミニアムには、ジムやプール、コンビニやスーパーマーケットなどが基本的に併設されており、造りも綺麗なところが多いので、ベトナムに住む日本人にもとても人気です。
サービスアパートメントは、その名の通り掃除や洗濯サービスが家賃の中に含まれるタイプの賃貸マンションです。
サービスの質や、掃除洗濯の頻度などは物件によって様々ですが、単身で来越された方で家事がおっくう・苦手という方には、家事代行サービスがついているのはとてもありがたいと思います。
コンドミニアムに住むメリットとデメリット
基本的にコンドミニアムは1LDKの間取りで600USDくらいから住むことができますし、日系の不動産屋さんに相談すると、結構そのあたりの物件も紹介してくれると思います。
・メリット
ベトナムコンドミニアムに住むメリットは、なんといっても生活レベルの高さだと思います。
入り口にはちゃんとレセプションがあり受付や警備の人がいます。また、エレベーターに乗る際や、その手前にも住人しか持てないカードキーをかざすシステムなどかなりセキュリティがしっかりしています。また、プールやジム、テニスコートやバスケットボールのコートなども住人なら自由に使えるところが多いです。
コンドミニアム周辺が1つの街のようになっていて、スーパーマーケットや薬局、洋服店などが入ったデバートやショッピングモールが併設されているので買い物に困ることもありません。
・デメリット
高い生活レベルが魅力のコンドミニアムですが、その反面やはり家賃は高くなる傾向にあります。
ひとり暮らしの1LDKのお部屋なら600USDくらいから、家族用の2LDKの部屋なら800USD〜1300USDくらいが相場です。(数あるコンドミニアムの中でもランクが様々ありもっと高い物件もあります)
現地採用で手取りが2,000USDを切る方にとっては、収入に占める家賃コストの割合が大きくなってしまうので、ちょっと厳しいかもしれませんね。
逆に手取りが2,200-2,300USDを超えてくるようであれば600-700USDを家賃に費やしても収入の30%以下に抑えられるので、ベトナムでコンドミニアムに住むという選択肢も良いと思います。
また、コンドミニアムは掃除や洗濯サービスが家賃に含まれていないことが多いので、別途家事代行サービスの契約が必要です。追加のサービスを利用する分のコストが別でかかることを念頭において検討した方がよいと思います。
サービスアパートメントに住むメリットとデメリット
・メリット
僕自身は単身でベトナムに住んでいるので、サービスアパートメントに住んでいますが、毎月650USDの家賃で、1LDKの約50平米くらいの部屋で、週2回の掃除・洗濯サービスが含まれています。ベッドシーツも毎週2回交換してくれるので、とても重宝しています。
また今(2020年9月)はコロナの影響で需要が減っているので、全体的に家賃相場が下がっている感じがします。
Facebookのグループページで外国人向けに賃貸物件情報を英語で発信しているコミュニティがありますが、今では一人暮らし向けの比較的綺麗な部屋が300USD台後半から400USD台中盤のくらいまで価格帯でごろごろ紹介されています。(ページの最後にリンクを貼っておきます)
たとえば家賃が400USDなら、月の手取り額が1500USD程度でも十分に普通の生活を送れます。日本食レストランで日常的にご飯をたべても、週1で飲み会に行っても、少し貯金できるくらいだと思います。そして300〜400USD程度の家賃のお部屋でもちゃんと掃除・洗濯のサービスは付いているということろも魅力だと思います。
・デメリット
安さと掃除洗濯サービスがメリットのサービスアパートメントですが、デメリットももちろんあります。
1つは立地です。安価なサービスアパートメントは比較的ローカル感強めの場所に立っていることも多く、周辺はローカルのお店に囲まれているため、買い物に行くにはGrabやタクシーに乗ってわざわざ大型スーパーやショッピングモールまで出向かなければなりません。また、周辺は現地の方が多く住んでいるので、謎の騒音に悩まされることもあります。(ベトナムでは騒音に対するマナーなどは基本的になく、外でカラオケしていたり、爆音でテレビを流している人が多くいます。土木工事も普通に夜中にやります)
2つ目はセキュリティです。コンドミニアムと違い、セキュリティは甘いです。中には警備員がしっかり入り口で張り込んでくれている物件もありますが、ずっと警備員がずっと昼寝をしていたり、どこかに行ってしまっているなど管理がかなり適当な物件も多いです。外鍵ひとつで警備員のいない物件も普通にあります。
また、掃除や洗濯サービスがあるということは自分が不在の間にしらない人物を部屋にいれるということになるので、その面でもセキュリティ上の不安はあります。
実際に僕も部屋にあるものが知らない間に無くなっていく経験もしましたし、勝手に必要なものを捨てられた経験もあります。電子機器や貴重品などは特に持っていかれやすいので大事なものは常にセキュリティボックスに鍵をかけてしまっておくなど、自己管理が大切になります。
ベトナムで住居を探すには
ベトナムで住居を探すには、初めてベトナムに住む方であれば、日系の不動産屋さんに相談するのが安心だと思います。
部屋探しから、こまかな条件の確認まで日本語でやりとりできますし、何よりトラブル時のサポートが日本語で対応してもらえるは助かります。
直接、ベトナム人の物件オーナーとやりとりするとしっかりコミュニケーションがとれずモヤモヤすることも多いですが、日系の不動産屋さんが間に挟まることで、かなりしっかりサポートを受けられると思います。
ホーチミン中心になりますが、いくつか日系の不動産屋さんを紹介しておきます。
過去に実際に物件探しでお世話になりましたが、比較的安価なサービスアパートも広く紹介してくれます。トラブル時のサポート対応もしっかりしてくれて日系の不動産屋さんに依頼するメリットを強く感じられました。
●エヌアセットベトナム|ホーチミン・ビンズン・ハイフォンの不動産賃貸・売買・管理
コンドミニアム物件の取り扱いが多いように感じますがサービスアパートメントも紹介しています。そして僕がプロデュースしたホームページがとてもが見やすいです。(笑)
●アオザイハウジング
こちらの不動産屋さんもよく耳にしますが僕自身は利用したことがありません。
もし英語での部屋探しに抵抗のない方は、Facebookグループにもかなりたくさん物件情報が出ているので参考にしてみてはいかがでしょうか?気になる物件があればメッセージを送るとすぐに返信がきて翌日にでも内見できます。
ぜひ下記のURLをご覧ください
●Housing/Apartments for rent in Saigon – Vietnam
https://www.facebook.com/groups/307479806261885
(グループ管理者の承認が必要だと思います)
まとめ
今回はベトナムでのお部屋探し事情について書きましたがいかがだったでしょうか?
ベトナムに就職が決まって初めてベトナムに渡航する際は、最初はAirbnbや安めのホテルなどを借りて1-2週間程度は街の様子や会社周辺の環境を実際体験した後でゆっくり部屋探しをする方が良いと思います。
あせって日本から内見もせずに部屋を決めてしまうと、結構想像と違うことが多かったりして、フラストレーションがたまることもあるかと思います。
またベトナムの賃貸契約は1年契約の場合が多いです。1〜2ヶ月分の保証金を支払い、1年満了時に解約すれば保証金は手元に戻ってきますが、それより前に解約してしまうと、家主側の過失出ない限りは補償金は戻ってきませんので、ベトナム現地についてから、しっかりと実際の家の作りや、家の回りの環境をよく確認してから長く住める家を決めることをおすすめします。
【おまけ】Airbnbを初めて利用する方に、初回利用が割引になる招待リンクもつけておくのでよろしければご利用ください。
https://www.airbnb.jp/c/toshiharuk18?referral_share_id=af1980eb-6dd7-40cc-b418-f3932377c390
別記事で、ベトナムの生活費に関する記事も書いているのでぜひ参考にしてみて下さい。
【関連記事】ベトナムの生活費って実際いくらかかるの?
日本とベトナムを結ぶ定期便はこれから徐々に再会されると思います。1日でも早く、日本とベトナムを自由に行き来できるようになることを祈るばかりです。