ベトナムの生活費って実際いくらかかるの?

みなさんこんにちは、ベトナム在住WebマーケターKURUMAです。
いろいろなブログ記事をみているとベトナムの物価は日本の約3分の1程度と言われていますが、実際はどれくらい生活費がかかるでしょうか?
3年間ベトナムで生活している僕の実際の生活費を公開したいと思います。
生活費の概要
結論からいうと、直近1ヶ月の生活費は約14.2万円でした。
家賃や食費、飲み代など全部のトータル金額です。
具体的な内訳は以下のようなイメージです。
- 家賃= 約73,000円
- 食費= 約30,000円
- 携帯= 約600円 (28Gプラン)
- 消耗品= 約3,000円
- 健康維持費= 約15,000円
- 飲み代=残り約23,400円
家賃
家賃は73,000円ですが、1LDKの50mくらい広さで電気代と週2回の掃除・洗濯サービスがついて比較的新しく高めのサービスアパートメントです。
ひとり暮らしの方でワンルームタイプのお部屋であれば、現在コロナで家賃相場が下がっていることもあり、50,000円以下でも日本人が住めるレベルの部屋はたくさん出回っています。
ちなみに下記は家探しで使ったことのあるFacebookグループのスクショですが、ホーチミン中心部のこのレベルのお部屋が約44,000円くらいで借りられます。

食費
食費については、僕は普段お昼ご飯はスタッフに頼んでもらったローカルのお弁当を食べていて、1食150〜200円の間くらい、夜は近所の日本食レストランに行くか、Grabのフードデリバリーサービスなどを使って、日本食はもちろんのこと、様々な国の料理を食べています。夕食の値段は平均して600〜800円くらいなので、1日1,000円もあれば十分に過ごせます。
なので1,000円×30日で30,000円
あとは家で飲むビール代が3,000円くらいです。
ビールはコンビニで買うと、1本50円〜100円ちょっとくらいの値段なので日本と比べるとかなり安いですね。
味は東南アジアのビールなので日本のものと比べるとかなり薄くて軽いです。
焼酎も韓国系のものなら360mlの瓶で1本300円程度で買えます。
携帯代
ベトナムの携帯はSIMフリーのプイペイド式が主流で、めちゃめちゃ安いです。
現地でSIMカードを購入したらスマホにそれを差し込んでデータ容量に応じたプランを選んで購入すればすぐに使えます。
スマホのアプリから簡単にできますが、キャリアによっては管理画面がベトナム語だったりもするので、身の回りのベトナム人に助けてもらったほうが良いかもしれません。
あと日本の3大キャリアで契約したスマホはSIMロックの解除が必要になるので、日本からベトナムに渡航する際はあらかじめSIMフリーの端末を準備しておくか、現地のローカルショップなどでSIMロックをはずしてもらう必要がありますので注意が必要です。僕の場合は当時SIMフリーのiPhoneを日本で用意してベトナムに渡航しました。
ベトナムでのSIMフリーの端末は購入できるので、ベトナムにきてから購入してもよいとおもいますが、ベトナムにきてすぐの時は何かとネットで調べなければいけないことが多いので、到着後にすぐに使える状態にしておいた方が正直便利です。
消耗品
これは月にもよりますが、ティッシュやトイレットペーパー、洗剤、シャンプーやボディソープ、化粧品などですが、このあたりは日本より少し安いかなといった印象です。
例えば箱テッシュは80-100円、トイレットペーパーは12ロールで300円くらい。
シャンプーもものによってピンキリで200円くらいのものから1,000円を超えるものまで様々です。
また今年はコロナの影響もありマスクが欠かせないので50枚セットの箱マスクを600円くらいで購入しています。
男性であれば月3,000円くらいあれば十分だと思いますが、女性の場合はそれに加えてコスメ系もつかうので、もうちょっとお金がかかるのではないでしょうか?
健康維持費
僕は仕事柄デスクワークの時間が長いので、首・肩・腰が慢性的にバキバキです。(泣)
なので週末はマッサージにいって体を解してもらうか、日本人経営の鍼灸院に行って鍼を打ってもらっています。
ローカルのマッサージは60分1,500〜2,000円くらいが相場で、観光客がこない今では予約しないと入れない人気店も飛び込みで余裕で入れます。
日本人経営の鍼灸院はさすがに日本人相手の商売なので1回60分で7,000円くらい使います。
ただ打った鍼に電気を流してくれて、さらにちゃんとした診察をしてくれるので、効き目が全然違います。
決して安くはありませんが、健康への投資として考えると十分にお金を掛ける価値はあるんじゃないかなと思っています。
余談ですが、日本人がベトナムの日系企業に就職する場合、多くのケースで海外旅行保険が福利厚生としてついてくるので、病気をした際でも保険会社を通して大体の場合キャッシュレスで治療を受けられます。
よほどブラックな企業にいかなければ医療費はタダと思っておいてよいとおもいます。(*就職先の福利厚生条件をよく確認しておきましょう)
飲み代
ホーチミンは飲食の選択肢はめちゃめちゃあります。街の中心部には日本人が経営する日本食レストランやバー、ラーメン店などが一層増え続けており激戦化しています。
CoCo壱番屋やすき家、吉野家、リンガーハットなど誰もが知る飲食チェーン店から、職人が経営する高級寿司店などもどんどん増えてきています。
また他のブログでは日本食を食べると結構高いとよく書かれていますが、大体普通に飲みに行って1件あたり3000円くらいが相場だと思います。
僕の場合は週末に記憶がなくなるまではしご酒をすることがまあまあありますが、それでも1ヶ月で飲み代につかったお金は2万円ちょっとくらいです。
ベトナムは遊びの選択肢が少ないので、バーやカラオケなど日々飲み歩いている人はこの何倍も飲み代にお金を使っていると思いますが、週1ペースくらいだとせいぜい2〜3万円の間に収まるのではないでしょうか?

ホーチミンの日系居酒屋まるちゃん
まとめ
今回は僕の実際の生活費を公開しましたが、ベトナムでの生活はイメージできたでしょうか?
現地採用の方ですと、若い方で手取り16万円くらい、30代前半で20万円くらいの方が多いかと思いますが、上記以内の生活費くらいで暮らせれば十分にベトナムライフを楽しめると思います。
また、家賃や飲み代などは生活スタイルによってコントロールしやすいので、その辺りを抑えれば10万円ちょっとくらいでも余裕で生活できます。
ベトナムの現地採用の給与水準は日本と比べると、収入額だけ見ると安く見えますが、収入と支出の両面から見れば日本よりよっぽど充実した生活をおくりれますし貯金もしやすい環境だと思います。
月の手取り額が22〜23万円を超えてきたあたりからは年間100万円以上貯金額を増やすことも現実的に可能です。僕自身は約3年間で実際に500万円以上貯金が増えています。
いまは徐々に日本とベトナムを行き来するハードルも下がってきているので、ベトナム移住は狙い目です。
別記事で、ベトナムで住居を借りる際に現地アパートの家賃相場や、部屋のクオリティなどを解説した記事も書いているのでぜひ参考にしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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