ベトナム現地採用者の給料いくら?手取り額も大公開!

ベトナム現地採用者の給料いくら?リアル給料も公開

ベトナム転職を考えている皆さん、こんにちは。

海外転職を考えている人の中には、タイやベトナムなどの東南アジア新興国で現地採用で働く選択肢を視野に入れている人も多いと思います。

でも、

  • 新興国の現地採用って給料安んじゃないの?
  • ぶっちゃけ給料いくらもらえるの?
  • 想定より給料が安くて後悔したくないなぁ

などの疑念や不安を抱いている人もきっといますよね?

そこで、今回は僕が住むベトナムの現地採用者(日本人)が一体どれくらいの給与をもらっているのか、またどんな仕事をしているのかについて書こうと思います。

僕自身も以前は現地採用としてベトナムで働いていました。その時のリアルな給料も公開していますので、最後まで読んでいただければ実際に自分がベトナムで働いた時の給与イメージができるようになると思います。

ベトナム現地採用者の給与相場感について

まずベトナム現地採用で働く日本人の給与相場について解説すると、2021年現在でもざっくり下記くらいの相場感になります。

年代給与帯
20代前半1,500〜1,800USD
20代後半1,800〜2,200USD
30代前半2,000〜3,000USD
30代後半以降2,300〜5,000USD
給与帯はすべてGross(※Gross=額面給与/Net=手取り給与を指します)

もちろん業種や職位で、年齢にかかわらず上記の相場の範囲外の給与をもらう現地採用者もいますし、内定をもらっても企業によっては上記の相場を下回る額を提示の場合もあり得ます。

経験やキャリアが十分にあり、現地法人代表や部門マネージャークラスでは3,000〜5,000USDくらい、またはそれ以上。業界や職種未経験で一担当者クラスであれば2,000USD前後がイメージできる妥当なところかと思います。

業界別では、売上規模の大きい不動産や建設業や利益率の高いIT業界は、給与帯は相場より高い傾向があります。

逆にサービス業や小売業、旅行業などは一般的にあまり給与水準は高くありません。

自分の給料はいくらだったか?

僕自身は、2017年の秋ごろにベトナムの日系企業を中心に10社ほど面接を行い、6社ほど内定をいただきました。

その際内定をいただいた企業の給与提示額がおおよそ以下のような感じです。

業種内定数提示額
IT関連業5社1,800〜3,100程度USD(Gross)
旅行業1社 1,400USD程度(Gross)
※Gross=額面給与/Net=手取り給与を指します。

内定をいただいた企業を検討して、最終的に一番自分のスキルとマッチし提示額の最も高いWeb制作会社を選びました。入社を決めた企業の最初の給料は以下のような感じです。

  • 2018年 転職当初(38歳)
  • Gross 3,100USDちょっと (Net 2,500USD)
  • (年収換算で440〜450万円程度)

そして、その企業は年2回の査定があり、その都度一定額昇給してもらたので、入社後3年経過時点では合計で60%以上アップしました。

  • 2021年退職時(41歳)
  • Gross 5,000USD(Net 3,700USD)
  • (年収換算で710〜720万円程度)

仕事の内容について

当時の僕の仕事は、事業部のマネジメント職で与えられたミッションは「事業売上を拡大する」という1点のみでした。

そのために、さまざまな新しい取り組みを行いました。

  • 新規顧客を増やすために自社マーケティング開始
  • 新しい営業チャネルを追加
  • インサイドセールスの最適化
  • 仕事の受入キャパを拡大するために人材拡張
  • 個々のメンバーのスキルを上げるためのOJTの仕組みを見直し

ここで言えるのは、事業の売り上げを大きく伸ばせば、その分自分の給料に反映されると言うことです。

また、ベトナムの日系企業も、営業体制や管理体制がそこまで整備されていない企業が多いので、そのあたりをしっかりマネジメントできる人材には必然的に会社も高い給料を支払います。

自らの力で事業を作ったり育てたりしていける人は現地採用でもそれなりに高い給料を得られると思います。

逆に給料が安くなってしまう人材は、上からの指示どおりに動くだけの人だと思います。

つまり代わりが効いてしまう仕事ですね。

マネジメント以外で高い給料を得ようとするなら、会計や法務、ITなどの深い専門知識が必要な職種を選ぶと良いと思います。

注意すべき点は現地人のスタッフ方が専門分野で優れている可能性があることです。

例えば、ITエンジニアなどはベトナム人でもかなり優秀な人もいるので、もしあなたがプログラミングのスキルだけでベトナムで勝負を仕掛けたとしてもおそらくベトナム人の開発者を雇った方がメリットが大きいと言うことになり、採用されたとしても、さほど高い給料はもらえないと思います。

つまり、高い給与を求めるなら、組織改変ができるマネジメント職につくか現地の優秀なベトナム人材にとって変わられない専門スキルで勝負するかの2点になるということです。

もちろん、若手の方であれば、いきなり高い給与を求めず就職した会社の中で実績を積み上げてマネジメント職を目指して高給取り目指すと言う選択肢もありますし、前談の通りベトナムにある企業はまだまだ組織体制が固まっていないところが多いのでそのチャンスは大いにあると考えています。

採用をする企業側の立場からしても、どれだけ成果をあげるかわからない新規採用者に高い給与を払うより、仕事の功績に準じて給与を払う方が安心なので、もしあなたがベトナム現地採用を検討しているなら、入社後の実績で勝負するマインドを持って就職活動に望んだ方が企業とのマッチング率も確実にあがるでしょう。

まとめ

今回は、僕のリアルな給料も公開しつつベトナム現地採用者の給料について解説しましたがいかがだったでしょうか?

ベトナムの現地採用を目指している方の参考になれば幸いです。

ちなみに僕は2019年にタイのYoutuber「DAYZERO BANGKOK」さんのインタビュー動画に出演させてもらったことがあります。こちらでは当時の年収やベトナムでの生活にも触れているのでぜひみてもらえるとより深い理解が得られると思います。

ベトナム就職を本気でお考えなら、一度海外案件に強い転職エージェントに相談するか、ベトナム現地にある日系の転職エージェントに相談するのがオススメです。

エージェントへの相談にお金はかかりませんし、コンサルタントから現地企業の人材ニーズなどが聞けるので将来のビジョンが見えてくる可能性があります。

実際に僕はベトナム転職の際に5社くらいのエージェントといろいろお話をする中で現地の有益な情報を得てビジョンを固めていきました。

海外転職に強い転職エージェントのまとめ記事も紹介しておきますので、こちらもぜひ参考にしてみて下さい。

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また別でベトナム生活のメリットとデメリットを具体的に解説した記事も書いているのでそちらもぜひご覧になってください。

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元ベトナム在住のフリーランサー。石川県出身。 2018〜2021年はベトナムに移住。現在は個人事業主として東欧ジョージアで暮らしながらWebマーケティングコンサル・広告運用・Webディレクションなどに携わっています。 このブログでは海外で働くこと・海外移住、副業、フリーランス、スキルアップ、マーケティングの事など役立つ情報を発信。 お仕事の相談・ご依頼はこちらのフォームからお願いいたします。

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