ベトナム生活の必需品!渡航前に日本で準備しておきたいアイテム10選

ベトナム生活の必需品 渡航前に日本で準備しておいた方がよいもの

ベトナムへの赴任が決まって渡航の準備をされる方、渡航した後で、「ああ、これ日本から持ってくればよかったなぁ」と後悔したくないですよね?

僕は2018年に日本からベトナムに渡航しましたが、いざ現地での生活が始まると、あらかじめ日本で準備しておけばよかったなぁと、後悔したモノが実際に結構あります。

実はベトナムにはAmazonがないので日本のように気軽にネットショッピングができません。

現地の人々は、LazadaやTikiのような地場の大型ECモールを使っていますが、Webサイトがベトナム語なので、購入方法や商品受け取り方法などベトナムに渡航して間もない日本人にとってはやや利用ハードルが高いと思います。

またリアル店舗でも、ドンキや東急ハンズのような「とりあえす行けば大体なんでも揃う」素敵なお店はベトナムにはほとんどありません。
(日系のイオンモールや高島屋、ホームセンターのコーナンあたりが、強いて言うなら便利かな……。)

そこで今回、実際にベトナムに移住して3年以上暮らした実体験を元に、ベトナム生活を始める前に日本で準備しておいたが方がよいアイテムやサービスを10個ご紹介します。

結構重要なことも書いていると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

※本ページはプロモーションが含まれています

必需品1:海外旅行保険付帯のクレジットカード

ベトナムの日系企業に就職すると、多くの場合は会社の福利厚生として海外旅行保険に加入できます。

駐在員ならもちろんのこと、現地採用の場合でも、会社が海外旅行保険に入ってくれるケースがほとんどです。

ですが、ベトナムのオフィスに通い始めてから現地の海外旅行保険の手続きが完了するまで1〜2ヶ月かかることもよくあります。

なぜなら最初にワークパーミットやレジデンスカードの手続きを優先するため、それが完了してから保険の手続きをする場合が多いからです。

その期間に病気やケガをしてしまうと、保険が適用されないので精神的にも経済的にも非常に不安ですよね。

そんなリスクに備えて、あらかじめ日本で海外旅行保険付帯のクレジットカードを用意しておくと安心です。

海外旅行保険が付帯されているクレジットカードはいくつかありますが、その条件が最も良いのが「エポスカードと「楽天プレミアムカード」。

エポスカード年会費無料の普通カードでも傷害治療費用や疾病治療費用が200万円以上ついています。

他のクレジットカードの場合は、年会費10,000円以上かかるゴールドカード以上で同じような条件になりますが、エポスカードは年会費無料で手厚い補償の恩恵にあやかれるのです。

一方楽天プレミアムカードは、年会費こそ11,000円かかってしまいますが、海外や日本を頻繁に行き来する方にとってはたくさんのメリットがあります。

楽天プレミアムカードなら「プライオリティパス」に無料で入会できます。これがあれば世界のほとんどの主要空港のラウンジが無料に。空港ラウンジ内ではドリンク(アルコール類含む)や軽食、Wi-Fi、シャワーなどが利用でき、空港での待ち時間が圧倒的に快適に。

もちろんベトナム国内の空港でもハノイ、ホーチミン、ダナン、ニャチャンなど多くの空港で利用できるので現地の国内旅行でも活躍します。

また、エポスカードと同様に海外旅行保険も充実しており、傷害治療費用は300万円まで補償してもらえ、現地で保持しているだけで保険の対象となる自動付帯型となります。

さらに、普段から楽天のサービスを利用している方なら、楽天市場で楽天プレミアムカードを使うことでポイント還元率が5%となり、ポイントがかなり貯まりやすくなるメリットも。

海外に行く前にどのクレジットカードを持って行くか迷っているなら、とりあえずどちらか1枚あると非常に便利です。

エポスカードのホームページを見る
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必需品2:SIMフリースマホ

ベトナムで使用するスマートフォンはSIMフリー端末が必要になります。

現地でスマートフォンを使うときは一般的にViettelや、MobiFone、Vinaphoneなど現地通信キャリアのSIMカードを購入して手持ちのスマートフォンに差し込んで使用します。

ですので、日本のDocomoやAu、Softbnk、楽天などのキャリア携帯を使用してる場合は、SIMロックがかかっているので、各キャリアのショップでSIMロックの解除をしてもらうか、SIMフリーのスマートフォンを新しく購入しなければなりません。

もし今あなたがお使いのスマートフォンが結構古くなっているようでしたら、海外移住をきっかけにSIMフリーのスマートフォンを新調しても良いかもしれませんね。

ちなみに僕は日本ではずっとauのスマホと使っていましたがベトナム渡航前に解約して、当時最新だったSIMフリーのiPhoneを新調しました。

必需品3:楽天モバイルのSIMカード

もしベトナムでの赴任生活が長くなるようなら、楽天モバイルを契約しておくととても便利です。

海外赴任中でもかかってしまう日本の携帯料金はバカになりませんし、お手持ちの携帯電話を解約してしまうと一時帰国の際などに電話が使えずとても不便です。

その悩みを解決するのが楽天モバイルへの乗り換え。おすすめする理由を別記事にまとめているので、ぜひご覧ください。

海外移住前に楽天モバイルを契約すべき4つの理由。携帯電話の解約はおすすめしません。

必需品4:Chromecast

1つ目の必需品はChromecast

普段からテレビや動画、映画をよく見ている方にはかなり重要です。

ベトナムで日本のテレビ番組を見ようとすると毎月4,000〜5,000円くらいで専用チューナーを契約する必要があり、結構お金がかかるので、YoutubeやNetflixを見る時間が確実に増えます。

週末は、動画視聴にたっぷり時間を使ってます。という日本人はかなり多いと思います。

そんな映画・動画好きの欠かせないのがChromecastです。

ChromeccastはGoogleが出している、ストリーミングデバイスのことで、これ1つをテレビのHDMI端子に接続するだけでスマートフォンやタブレット、ノートPCで再生したNetflixやYoutube動画を大型テレビに映すことができます。

ベトナムの賃貸住宅は、新しいコンドミニアム(タワーマンション)であれは、備えつけのテレビにあらかじめYoutubeやNetflixを見ることができることもありますが、一般的なサービスアパートなどでは、備え付けのテレビで直接動画配信サービスを見られないことがほとんどです。

僕はこれまでにベトナムで3つのサービスアパートを渡り歩きましたが、3件ともテレビでNetflixを見ることはできませんでした。(Youtubeをテレビで見られる物件はそこそこあるようです)

NetflixやYoutubeを小さなスマホやタブレットで見ていると、結構目や肩、腕が疲れるんですよね。

テレビやベッドでリラックスしながらNetflixで映画やアニメを見れられるようになるとベトナム生活の質が格段に上がります。

動画を見るのが好きな方はぜひ日本でChromecastを準備しておくことをお勧めします。

ちなみに、日本で利用者の多いAmazonプライムビデオやHulu、U-NEXTは、ベトナムからでは海外IP制限がかかりVPNを繋げないと見ることができません。

一方、Netflixはベトナムでもサービスを展開しているのでベトナムにいても問題なく見られます。(ただしベトナムで接続すると配信されるコンテンツはベトナムバージョンに切り替わります)

もし有料の動画配信サービスに加入しているのでしたらNetflix以外は解約しておいた方がよいでしょう。

必需品5:Apple製品(iPhoneやMacbook、iPadなど)

Apple製品を普段使っている方でしたら、iPhoneやMacbook、iPadなどは日本で買っておくことをお勧めします。

なぜなら、ベトナムでもApple製品はたくさん流通してるのですが日本と比べると全体的に価格が2〜3割高いからです。ベトナムには正規のAppleStoreがないので、正規代理店という形でいろいろなお店でApple製品を見かけますがおそらく代理店の中間マージンや関税のせいでちょっと高くなっているのだと思います。

また、日本で買ったMacbookやiPhoneが万が一故障した場合でも、ベトナムで安く修理できますのでその点は安心です。

ところで、日本で買ったApple製品のプラグはそのまま使えるの?と心配の方もいるかもしれませんが、日本で使われているAタイプのプラグはベトナムでも基本的には使えます。そしてPCやスマホ、タブレットなどの充電アダプタは100Vから240Vまで対応しているので、変圧器も必要ありません。

なので日本で買ったApple製品はベトナムでもそのまま使えますし、ベトナムで修理もできるので、結論日本で安く買って持ち込む方がお得です。


必需品6:折りたたみ傘

僕が住んでいるホーチミンでは4月〜11月ごろの雨季の間、ほぼ毎日雨が降ります。

にもかかわらず、日本のようなコンパクトで軽量&おしゃれな折りたたみ傘がまったく手に入りません。

コンビニや日本製品を取り扱うショップにいくと折りたたみ傘を買えなくはないですが、正直言ってかなりダサいので買う気になりません笑。

普通の傘は、バイクに乗る機会の多いベトナムでは邪魔になりますし、ゴミゴミした街中では人にぶつかってしまうので適していません。

ですので個人的には折り畳み傘の方が合理的ですし、おしゃれで機能的な折り畳み傘を使いたい人は日本であらかじめ用意しておくことをおススメします。

必需品7:リング付きスマホケース

ベトナムに移住されるのでしたら、リング付きのスマホケースをあらかじめ用意しておくことをおススメします。

なぜならベトナムは重大犯罪に日本人が巻き込まれるケースはほぼないものの、スマホのひったくり等の軽犯罪は割とよく起こります。

今僕はベトナムで3年ちょっと暮らしていますが、道端でスマホをひったくられた日本人の友人・知人はもう10人を超えていると思います。ぼんやり歩きスマホをしていると後ろからバイクに乗った悪党がそっと近づいてきて一瞬でスマホを奪って逃げていくのです。

この時に、リング付きのスマホケースがあると、指がリングに引っかるので、持っていかれるリスクがほとんどなくなります。

ただ、このリング付きのスマホケース、ベトナムではあまり見かけません。時々見かけたとしても、結構クセの強すぎるデザインだったりするのでベトナムで自分好みのちょうどいいケースに出会うのはなかなか困難です。

ひったくりからスマホを守りたい。でもダサいスマホケースは使いたくない。

そんな人は、日本にるうちにAmazonなどであらかじめ用意しておくことをおすすめします。

必需品8:お札専用の財布

ベトナムのお金には小銭が存在しません。流通する全てのお金が紙幣となっていて、最小単位の200VND(約1円)で冴えもお札で流通しています。

一方で、ベトナムでも財布の中にキャッシュカードやクレジットカードを持ちあることは多いですし、生活しているとなんやかんやでポイントカード的なものも溜まっていきます。

そこで重宝するのが、カードをたくさん収納できるお札専用財布です。

しかしながら、ベトナムで売っている財布はお札専用のものもありますが、カードが2枚くらいしか入らなかったり、品質がいまいちだったりと、こちらもドンピシャで自分好みの一品に出会うのがなかなか困難です。

小銭入れ付きの財布で特に困ることがあるわけではありませんが、機能的でデザインもイケてるお札専用財布を使いたい方は、日本であらかじめ準備しておいたほうが良いかなと思います。


必需品9:フリクションのボールペンと替え芯

書き間違えても簡単に消すことができるフリクションのボールペンって便利ですよね。僕も日本ではずっとこのフリクションを仕事で使っていました。もちろん、ベトナムで仕事をしていてもペンとノートを使う機会はたくさんありますし今もフリクションを愛用しています。

ただ、このフリクション、日本ではその辺のコンビニに行けばどこでも簡単に買えるものですが、ベトナムではなかなか出会うことができません。

一部の文房具屋さんで見かけたことはありますが、替え芯を売っているのは見たことがありません。

ですので、フリクションボールペンを日本から持ってくる場合は、替え芯も一緒に準備しておくのが必須です。

1年に1回ペースで日本に帰国する人であれば1色につき10〜15本くらいは用意しておいた方が良いかなと思います。



必需品10:現金

日本円

10個目の必需品は、ずばり現金です。

ベトナムに渡航してまもない時期のために、日本円で良いので最初の2ヶ月分くらいの生活費は現金であらかじめ持ち込んだ方が良いです。

なぜかと言うと、ベトナムの会社で働き始めてから1回目の給料を受け取るまでに少なくとも1ヶ月半くらいかかることと、住居の賃貸契約の際に保証金1ヶ月分+初月分の家賃=2ヶ月分くらいの現金が必要となるからです。

すでにベトナムの銀行口座で給料を受け取っている人なら、ネットバンキングを利用して振り込むこともできますが、ベトナムに来て間もない人は銀行口座がないので現金で支払う以外の手段がありません。

例えば僕の場合は、ベトナムに来てすぐ決めたサービスアパートの家賃が650USDだったので、現金14万円程度を保証金で払いました。

そして渡航から1ヶ月半程度は給料が入って来なかったので、日本から持ち込んだ現金で暮らしていました。

最初の頃は生活基盤を整えるために日用品などいろいろ買う必要もあるので大体11〜13万円程度はその期間に使ったと思います。

僕の実体験からざっくり見積もると、ベトナム生活が初めてという方は30〜40万円くらいは現金で持ち込んでおいたほうが安心です。

もし現金が足りなくなった場合は、日本のクレジットカードがあればATMでキャッシングすることもできますが、手数料が高いので最初は日本円を現金で持ち込むほうが良いと思います。

ちなみに無申告でベトナムに持ち込める現金の上限は1回50万円くらいです。

在ベトナム日本大使館のホームページには以下のように記載されています。

入国時の外貨持ち込み額に制限はありませんが,現金5,000米ドルあるいは同額相当の外貨,又は1,500万ドン(10,000ドン=約50円(2016年3月現在))のいずれかを超えて所持して入国する場合は,空港で申告する必要があります(申告用紙は税関係官に請求してください。)。

この申告をせず,出国時に上記の額を超える現金を持ち出そうとした場合,所持金を没収される可能性があります。

また、入国時の上記申告から12ヶ月以上経過した場合は、当該申告は無効となるため、上記上限額を超えた現金の持ち出しは没収対象となります。更に、一度出国した場合も、当該申告は無効となりますのでご注意ください。

出典元:在ベトナム日本大使館

まとめ

今回は、渡航前に日本で準備しておきたいベトナム生活の必需品を10点ご紹介しましたがいかがだったでしょうか?

現地採用者や長期駐在者などベトナムに腰を据えるつもりで渡航する方は、日本に帰る機会が頻繁ではないと思うので、日本にいるうちにしっかり準備しておきましょう。

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この記事が少しでも皆様の参考になれば幸いです。

元ベトナム在住のフリーランサー。石川県出身。 2018〜2021年はベトナムに移住。現在は個人事業主として東欧ジョージアで暮らしながらWebマーケティングコンサル・広告運用・Webディレクションなどに携わっています。 このブログでは海外で働くこと・海外移住、副業、フリーランス、スキルアップ、マーケティングの事など役立つ情報を発信。 お仕事の相談・ご依頼はこちらのフォームからお願いいたします。

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