ベトナムから日本の銀行口座へ海外送金する方法(申請書の見本あり)

ベトナムから日本の銀行口座へ国際送金する方法

こんにちは。このページにご訪問いただきありがとうございます。

これからベトナムに転職や駐在などで移住を予定している方、最近ベトナムに住み始めた方で、ベトナムから日本にお金は問題なく送金できるのか不安に思っている方も少なくないのではないでしょうか?

ベトナムの口座で給料を受け取るところまでは、会社のサポートで結構なんとかなるものですが、数ヶ月たった時に、大体ぶつかる壁が「ベトナムから日本の銀行口座への海外送金」です。

日本に住む家族への送金や、日本のカードを利用していて、日本の銀行口座の残高が減ってきてしまったなど、いろんなケースがあると思いますが、僕自身もベトナムから日本の口座に海外送金しようネット検索した時にあまり有益で詳しい情報が載っていないことに気がつき、今回自分がベトナムから日本へ海外送金した経験に基づき記事に書くことにしました。

この記事を読むことで、慣れないベトナム生活につきまとうお金の不安が1つ解消できるかと思います。

ぜひ最後までお読みいただけると嬉しいです。

前提条件

●ベトナムの銀行(送金元)
Vietcombank(ベトコムバンク)

●日本の銀行(受取先)
大手メガバンク

*送金元/受取先いずれも、同じ本人名義の銀行口座間で海外送金を行いました。

●送金目的
ベトナムで得た給与を日本の自分の個人口座に生活費として送金

●僕自身の居住地
ホーチミン市内

一応、銀行からの海外送金以外の手段を探したこともあります。

海外送金サービスで有名なWise(旧Transfaer Wise)は日本からベトナムへの送金はできますが、ベトナムから日本への送金は対応外でした。

仮想通貨を利用した送金方法もあります。
バイナンスで仮想通貨をP2Pで購入して、コインチェックなど日本の仮想通貨取引所に送金後に日本の銀行口座に入金する方法ですが、購入時と売却時のスプレッド(差額)を鑑みると2〜3%は手数料としてかかるので、金額が大きい場合は銀行から海外送金した方がおトクになると思います。
念の為バイナンスの口座開設方法も紹介しておきます。

ベトナムで仮想通貨取引をする【その1】バイナンスの口座開設方法

現金を引き出して日本にハンドキャリーする方法もありますが、ベトナムから国外に持ち出せる現金は5,000USDまでですし、日本の銀行でUSDやベトナムドンを両替すると、かなりレートが悪いので、あまりお勧めしません。
(実際に一度米ドルから日本円の現金両替を試しましたが、1USDあたり2円の手数料が差し引かれました)

ですので、今回はベトナムから日本の銀行口座への海外送金について解説します。

どこで海外送金ができるか?

ホーチミン市内には、ベトコムバンクの支店がいくつかあるようですが、海外送金の処理ができないオフィスもあるようで、1区中心部にある「Vietcombank Tower Saigon」の窓口に行った方が安心だと思います。

僕自身もここの窓口で送金を行いましたが問題なく対応してくれました。

【住所】
5 Công trường Mê Linh, Bến Nghé, Quận 1, Thành phố Hồ Chí Minh, Vietnam

ちなみにネットバンキングからの海外送金はできません。直接窓口に足を運ぶ必要があります。

手続き時に持っていくもの

*送金時に必要な書類

●ビザ、テンポラリーレジデンスカード、労働契約書*、給与明細書*、労働許可書等*

パスポート

*USD口座から日本への送金の場合は*の書類は必要ないようですがVND口座から送金する場合は必要になるようです。

加えて、受取先銀行の情報(銀行名・Swift Code・支店名・電話番号など)や受取先銀行口座の名義人名、電話番号、住所、口座番号も窓口を訪れる前に、あらかじめ用意しておきましょう。

日本の銀行のSWIFT CodeはWiseの下記のページを利用すると簡単に検索できます。
https://wise.com/jp/swift-codes/countries/japan

Google検索でも「●●●銀行 ▲▲▲支店 Swift Code」と検索するとすぐに出てきますのでぜひ試して見て下さい。

窓口についたら

銀行の窓口についたら、警備員か銀行のスタッフが入り口に立っていることが多いので、海外送金をしたい旨を伝えましょう。

そうすると、番号札のレシートを発行してくれて、いくべき窓口番号を教えてくれます。

日本の銀行と同様に、自分の順番が来たらレシートに書かれた番号で呼び出されるので、指定された窓口に行きましょう。

パスポートとレジデンスカードを提示して、日本へ海外送金をしたい旨を、窓口で伝えます。

そうすると、下記のような海外送金用の申し込み用紙を出してくれるので、必要事項を記入しましょう。

主に、金額と振込元の銀行口座情報、受取側の銀行情報と名義人情報を記入して終わりです。

申し込み用紙のサンプルを貼り付けているので参考にして見ていただければ幸いです。

ベトナムから日本への国際送金申し込み用紙

海外送金にかかる手数料について

海外送金にかかる手数料については、2021年4月現在は

  • Vietcombank側の手数料が送金額の0.2%(最低5USD/最大200USD)
  • 受取側の銀行手数料が日本円の場合、1トランザクションあたり40USD

とのことです。

詳しくはVietcom Bankの海外送金手数料PDFを参照いただければと思います。

僕の場合、前回海外送金したのが2020年の前半でしたが、その時は12,000USDを送金してVietcombank側の手数料が42.9USDでした。

日本側の手数料はちょっと忘れてしまいましたが、2020年当時の手数料と、今公になっている手数料の計算がちょっと合わないので、微妙に改訂されているかもしれません。

手数料などの最新情報は実際に窓口にいかれる前に、VietcombankのWebサイトからご確認いただくことをお勧めします。

入金までのリードタイム

一般的には3〜5日程度とのことですが、僕の場合は日本の銀行側から入金確認の電話がかかってきて、間違いなく送金をしたか確認されました。確認が取れてから入金が無事に完了しました。

もし日本の銀行口座にすぐにやりとりできる連絡先がない場合などは、申し込み用紙の備考欄などにベトナムの携帯電話番号なども記入しておいたほうが良いかもしれませんね。

ちなみに2021年の7月に再び海外送金をした際は特に電話確認もなく翌日には日本の銀行口座に振り込み確認できました。

まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございました。

今回はベトナムから日本の銀行口座へ海外送金する方法を詳しく書きましたがいかがだったでしょうか?

ベトナムでは、お金など重要なことも、詳しく情報を深掘りしようとすると結構苦労することが多いと思います。

一方でベトナムの日本人コミュニティではその辺りの苦労をみんなわかっているので優しく教えてくれる人たちもたくさんいますので、人脈を大切にすることも必要だと思っています。

この記事を読んで、ざっくりベトナムから日本への海外送金の流れを掴んでいたき、少しでもベトナム生活の不安や疑問を解消できたら嬉しく思います。


この記事をお読みいただいている方には近々ベトナムからの本帰国を予定されている方もいらっしゃるかと思います。

いつの日か再び海外転職を志す時が来た時のために、海外転職に強いオススメの転職エージェントのまとめ記事を紹介しておきます。ぜひこちらの記事もご覧いただけたら幸いです。

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元ベトナム在住のフリーランサー。石川県出身。 2018〜2021年はベトナムに移住。現在は個人事業主として東欧ジョージアで暮らしながらWebマーケティングコンサル・広告運用・Webディレクションなどに携わっています。 このブログでは海外で働くこと・海外移住、副業、フリーランス、スキルアップ、マーケティングの事など役立つ情報を発信。 お仕事の相談・ご依頼はこちらのフォームからお願いいたします。

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